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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Research on the prediction of uncertain events: From the "hoist a flag" phenomenon

Research Project

Project/Area Number 15K04049
Research InstitutionKobe Yamate University

Principal Investigator

村上 幸史  神戸山手大学, 現代社会学部, 准教授 (00454778)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords言霊 / フラグ / 予測 / ギャンブル / 対人ネットワーク
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、予測の際に喚起されると考えられる思考と感情に着目し、2つの実験を行った。
第一の実験は予測の際の情報量の差異が与える影響に関する実験である。この実験では、実際のFIFAワールドカップの試合に賭けを行ってもらった。その際、賭ける前に試合に関する情報量を冊子を読む時間によりコントロールした。分析の結果、冊子を読む時間が長いほど、またSOGS得点が高いほど賭けた枚数が多く、試合数に関しては情報量高群の方が賭けた試合が多いという影響が見られた。予期後悔の程度については条件間の差は見られなかったが、相関係数を求めたところ、「賭けておけばよかった」と賭けずに後悔することを考えた程度が高いほど、賭けた箇所や試合数が多いという相関が見られた。
第二の実験は予想を立てて、実際に賭けないことが予期後悔を生じやすいのではないかという仮説の元に、実際のサッカーJリーグの試合を予想してもらった。1回目の予想において、予想のみ立てる群(予想のみ条件)、1つの組み合わせのみ賭けることができる群(限定賭け条件)、賭け金の範囲内で好きなだけ組み合わせを賭ける群(自由賭け条件)を設けて、2試合目(約1週間後)には好きなだけ組み合わせを賭けてもらった。2試合目を比較したところ有意な差は見られなかったが、仮説とは逆に予想のみ条件が、2試合目で賭けた金額が一番小さく、限定賭け条件、自由賭け条件の順に賭け金は増えていた。また賭けた組み合わせの数も自由賭け条件が最も多かった。条件間の予期後悔の程度に違いは見られなかったが、「賭けておけばよかった」と予期後悔が生じた程度が高いほど、賭けた組み合わせの数が多いという弱い相関が見られた。またギャンブル依存の程度により、これらの結果に差は見られなかった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2018

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] Do gamblers think differently?: Differences in lay beliefs concerning luck in gamblers and non-gamblers.2018

    • Author(s)
      Murakami, K.
    • Journal Title

      Journalism and Mass Communication

      Volume: 8 Pages: 159-164

    • DOI

      http://dx.doi.org/10.17265/2160-6579/2018.03.004

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] 弱い紐帯から得た「幸運」とは2018

    • Author(s)
      村上幸史
    • Organizer
      日本社会心理学会
  • [Presentation] 的中の時間的影響に関する探索的研究 -purify実験の概念的追試から-2018

    • Author(s)
      村上幸史
    • Organizer
      日本心理学会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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