2021 Fiscal Year Annual Research Report
Life course patterns of career development and marriage/family formation among child care workers and their social direction and social guidance.
Project/Area Number |
15K04090
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
若尾 良徳 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (70364908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池谷 美衣子 東海大学, 現代教養センター, 講師 (00610247)
土倉 英志 法政大学, 社会学部, 准教授 (00614637)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 保育職 / ワーク・ライフ・バランス / インタビュー / 離職 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、保育職のキャリア形成と結婚・家族形成のライフコースの多様な経路を示し、その経路選択に影響を与える促進要因、阻害要因を明らかにすることを目的とした。保育職経験者19名にのべ36回のライフコース・インタビューを実施し、早期離職、未婚継続、結婚・出産で離職、結婚後継続といた複数のライフコースパターンのデータを得ることができた。その結果、結婚・出産後に保育職の継続や退職を促す、園の条件(園の雰囲気、園長のサポート、同僚との関係、仕事量、仕事のやり甲斐など)、家庭の条件(配偶者、経済状況、介護など)、保育者自身のライフコース希望(専業主婦希望、子育てに専念したい思いなど)の一端が明らかになった。 また、幼稚園等の管理職5名にインタビュー調査を行い、結婚・出産後に保育職を継続していくために必要な支援についての考え方を尋ねた。その結果、就労環境だけでなく、保育の楽しさややりがいを感じられることや、保育者として力がついたという手応えを持てることが重要であると考えられていた。さらに、キャリアや将来設計について考えるような働きかけも必要と考えられていた。 養成校学生の質問紙調査の実施を計画していたが、研究代表者、研究分担者の異動により研究実施体制の再構築を必要としたため、計画を変更し、養成校学生へのインタビュー調査を実施した。養成校入学から就職1年目までの5年間での意識の変容を調査した。結果について、現在分析中である。
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