2016 Fiscal Year Research-status Report
課題非従事行動への対処法に関する学部教育と初任・若手期OJTとの連携に関する研究
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15K04213
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
山田 雅彦 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30254444)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 課題非従事行動 / 教師教育 / 初任・若手期 / OJT |
Outline of Annual Research Achievements |
都内の公立小中学校に悉皆調査を行い、教師が課題非従事行動への対処法を習得する過程、課題非従事行動の抑止・制止に有効と思われる対策、課題非従事行動の原因等に関して各校一人の意識調査を行った。300校あまりから回答が返送され、分析を開始した。 並行して、初任・若手期に独習することを前提とした、課題非従事行動への対処を含む即興的な思考と発話の能力を高めるためのトレーニングを試作し、学部学生を対象に実施して効果の検証を試み、トレーニング参加者の主観的な印象ではトレーニングに効果が期待できることを論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は大学教育と初任・若手期の教育の連続性にかかわるものであるが、初任・若手期に独習可能なトレーニングの試作には成功した。試作されたトレーニングのより厳密な効果測定にも着手している。 一方、試作したトレーニングが初任・若手期のOJTとしてどの程度受け入れられる可能性があるかについては、まだ分析が完了していない。
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Strategy for Future Research Activity |
トレーニングの効果測定は大学生を対象にデータを収集する段階に至っており、近日中に刊行の見通しである。また、現職教員や教員免許状取得済み大学院生を対象とした追加調査を計画中である。 OJTに関してはまもなく分析が完了し、近日中に刊行可能となる見通しである。
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Causes of Carryover |
必要な物品等を購入の後、物品購入には足りない金額の残金が生じたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度分と合算して研究成果公表のための旅費(学会発表)、質問紙調査協力校への成果報告のための郵送費並びに郵送作業謝金等に充当する。
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Research Products
(2 results)