2016 Fiscal Year Research-status Report
旧制高等学校史研究の新展開―いわゆる地名スクールと「外地」との関係を中心に―
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15K04240
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
永島 広紀 九州大学, 韓国研究センター, 教授 (50315181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤岡 健太郎 九州大学, 大学文書館, 准教授 (00423575)
福嶋 寛之 福岡大学, 人文学部, 准教授 (20441735)
石田 雅春 広島大学, その他部局等, 准教授 (90457234)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 旧制高校 / 帝国大学 / 正系と傍系 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も前年に引き続き各種の旧制高等教育機関に関する史料収集を継続した。とりわけ以下の機関において、重要な資料を見出すとともに、本年度は韓国での史料調査に注力した。その結果、京城帝国大学予科・本科関連の資料を見出すとともに、1945年8月から1年のみ存在した「京城大学」に関する史料調査が進捗した。特に、1945年8月以降、日本内地の高等学校、ないしは帝国大学に在学中であった者たちが、「京城大学」「京城大学予科」に編入していったこととともに、初期のソウル大学校の卒業生集団を形成していることに関する情報が効率的に収集することができた。(日本)国立国会図書館・憲政資料室、学習院大学東洋文化研究所、名古屋大学附属図書館医学分館、名古屋工業大学附属図書館(韓国)ソウル大学校(中央図書館、法学図書館、社会科学図書館、医学図書館、人文医史学教室図書室、奎章閣韓国学研究院、記録館)、高麗大学校(図書館、民族文化研究所)、翰林大学校図書館
研究にかかる学術報告等に関しては、以下の通りである。・永島広紀「九州帝国大学農学部林学科と朝鮮半島」(第19回演習林研究発表会、於:九州大学、2016年12月14日)/・永島広紀「ある韓国人女性化学者の道程」(九州大学・啓明大学校共催国際学術大会、於:九州大学、2017年2月2日)/・永島広紀「京城帝国大学における史学研究と史料編纂」(立教大学文学部史学科主催「史学科の比較史:草創期から1945年」於:立教大学、2017年3月11日)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度も前年に引き続き各種の旧制高等教育機関に関する史料収集を継続した。とりわけ以下の機関において、重要な資料を見出すとともに、本年度は韓国での史料調査に注力した。その結果、京城帝国大学予科・本科関連の資料を見出すとともに、1945年8月から1年のみ存在した「京城大学」に関する史料調査が進捗した。特に、1945年8月以降、日本内地の高等学校、ないしは帝国大学に在学中であった者たちが、「京城大学」「京城大学予科」に編入していったこととともに、初期のソウル大学校の卒業生集団を形成していることに関する情報が効率的に収集することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、引き続き日韓両国内での史料調査を続行するとともに、中間報告的な学会報告を行う予定である。特に、ソウル大学校農業生命大学において水原高等農林学校関係の調査を行い、いわゆる帝大「傍系」入学において特徴的な学生輩出が確認できる学校を重点的に考察する予定である。
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Causes of Carryover |
研究代表者の所属変更に伴い、予定していた物品等の購入計画に変更と遅延が生じたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
可及的すみやかな執行を行う。
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Research Products
(1 results)