2015 Fiscal Year Research-status Report
福祉国家型教育財政構想の制度化の歴史的展開と現代立憲主義による正当化に関する研究
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15K04285
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
世取山 洋介 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (90262419)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 新自由主義 / 教育法 / 福祉国家 / ゼロトレランス |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、新自由主義国家理論に関する研究を進めるのと同時に、新自由主義国家理論が学校における子どもの市民的自由および成長発達権の保障の在り方にいかなる影響を与えるのかを、選挙権年齢の18歳以上への引き下げに伴う高校生の政治活動に関する新通知、および、ゼロトレランス政策に基づく学校懲戒制度の変容を素材にして検討した。後者については論文化し、公表することができた。また、戦後改革期における福祉国家型教育財政構想の展開については、研究協力者による資料収集及び論文化が進んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
歴史研究の進捗は予想よりも早く、また、新自由主義国家理論の各論の展開も予想よりも早かったが、新自由主義国家理論の総論的な検討の進捗は予想よりも遅い状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、遅れている国家理論総論の検討の遅れを取り戻すとともに、予定通り、アメリカ憲法理論史の検討を開始する。
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Causes of Carryover |
本年度に予定していた海外出張を次年度に延期したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に海外出張を行う。
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Research Products
(4 results)