2019 Fiscal Year Annual Research Report
Significance of Women's Universities and Colleges and their Strategies to survive : Cross-national Comparison among Japan, U.S.A. amd Korea
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15K04327
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
安東 由則 武庫川女子大学, 教育学部, 教授 (10241217)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 女子大学 / サバイバルストラテジー / 女子大学の存立意義 / 国際比較 / 起業家教育 / リーダーシップ教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、1)2018年度末に実施した韓国調査(梨花女子大学〔Ewha Womans University〕でのインタヴュー調査と3つの図書館での資料収集)によって得たデータ及び資料の整理・分析と論文化、2)2016年度実施の韓国人女子留学生へのインタビュー調査のまとめ、3)2017年度に実施したアメリカのスミス大学(Smith College)調査で、日本語訳出を行っていなかったHeavlow氏(Entrepreneurship Center Director)へのインタビューのまとめ、4)本科研でこれまで行ってきた3カ国の女子大学に関する論文・報告をまとめた『研究成果報告書』の作成、主として以上の4点を実行した。 1)では、梨花女子大学校・教授で、広報室長のChun,J.氏に、梨花女子大の理念とそれに基づく特徴的使命、留学生を含む学生募集戦略やリーダーシップ教育への取組などについてのインタビューと、事前質問への文章での回答をまとめて文章化した。さらに、収集資料を分析して、WWⅡ後の韓国における女子大学(校)の推移と現状を、数的データを中心にまとめた。2)は既に3名の韓国人女子留学生に対して実施していた、韓国における女子校、女子の進学状況、女子大学の捉えられ方、日韓の大学生活比較等に関するインタビューを再構成してまとめた。3)スミス大学調査で、唯一掲載していなかったHeavlow氏へのインタビューを訳出してまとめた。全学を対象にした金融教育や起業家教育を行うセンターの活動の歴史、目指すところ(リーダーシップ教育など)、一般カリキュラムとの関係、具体的な取組と成果・課題などについて語られた。4)1~3)の成果を含む本科研費研究の成果をまとめ、全255頁からなる『研究成果報告書』を編集し、印刷製本して関係者・関係機関に配布した。
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Remarks |
武庫川女子大学教育研究所が年1回発行する雑誌。オープンアクセスとしている。
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