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2015 Fiscal Year Research-status Report

米国の高等教育機関におけるラティーノ学生受入れのための制度的・教育的支援策

Research Project

Project/Area Number 15K04382
Research InstitutionNanzan University

Principal Investigator

牛田 千鶴  南山大学, 外国語学部, 教授 (40319413)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywordsラティーノ / 移民 / 学生支援 / 高等教育
Outline of Annual Research Achievements


平成27年7月13~17日にオーストラリア(メルボルン市)で開催された「国際カトリック大学連盟(International Federation of Catholic Universities)」年次総会に出席し、アメリカ合衆国から参加していたカトリック大学代表者らから、ラティーノ学生への具体的支援策に関する情報を収集し、意見交換を行なった。
その後、8月18~26日には現地調査を実施した。ニューヨーク市立大学では、シティカレッジのJuan Carlos Mercado教授(学際研究部長)、クイーンズカレッジのHelen Gaudette氏(グローバル教育推進室長)ならびにSEEKプログラム(地域の優秀なマイノリティ高校生に大学への進学を促し支援するプログラム)担当者3名との面談を実現できたほか、大学院センター内にあるラテンアメリカ・カリブ・ラティーノ研究所で資料収集を行った。プリンストン大学では、社会学部のDouglas Massey教授が統括責任者を務めるラテンアメリカ系移民研究プロジェクトのシニア・リサーチャーであるMagaly Sanchez氏、ならびに新移民研究調査プロジェクトのディレクターであるMonica Espinoza氏と意見交換を行った。ラトガース大学では、ラティーノ芸術文化センターのCarla Ortiz氏と面談し、マイノリティとしてのラティーノ学生受入れに関する支援の具体的情報および資料を得ることができた。
現地調査後にも引き続き各大学関係者と何度かメールでのやり取りを行なったほか、アメリカの高等教育機関によるマイノリティ学生支援関連の書籍を通じ、正確な情報収集に努めてきた。尚、年度末に予定していたワシントンD.C.訪問は、役職上の他の海外出張を優先させざるを得ず、残念ながら実現するには至らなかった。最終年度までにはなんとか実現したいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason


上智大学・上智大学短期大学部と共同で申請した、平成27年度「大学の世界展開力強化事業~中南米等との大学間交流形成支援~」(文部科学省)に採択され、学内統括責任者の任に就いたため、中南米提携先大学との協議・交流を目的とする渡航を優先させざるを得ず、春季休暇に予定していた現地調査を実施することができなかったため。

Strategy for Future Research Activity


夏季および春季休暇を利用して現地を再訪し、継続的な調査・資料収集を行うとともに、研究者やラティーノ支援諸団体・関係諸機関の専門家らとの意見交換を重ねる。
ラティーノ学生の受け皿となってきた高等教育機関については、テキサス州のラレド・コミュニティ・カレッジ、テキサスA&M国際大学、テキサス大学ブラウンズビル校、ならびにカリフォルニア州のインペリアル・バレー・カレッジ、イースト・ロサンゼルス・カレッジ、またフロリダ州のマイアミ・デイド・カレッジ、ニューメキシコ州のセントラル・ニューメキシコ・コミュニティ・カレッジなどを主な訪問先として予定している。このほか、ラティーノ学生支援団体が積極的な情報発信活動を行なっているカリフォルニア州立大学サンバナディーノ校やスタンフォード大学なども訪問したいと考えている。

Causes of Carryover


役職上の他の海外出張を優先させざるを得ず、年度末に予定していた現地調査を実施できなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget


今年度予定している2度の現地調査に係る費用の一部として使用する。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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