高校生の金融リテラシーを測定する尺度・統計的手法および実施方法の研究

2015 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 15K04410
• Research Institution: Tokyo Gakugei University
• Principal Investigator: 高籔 学 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10259624)
• Project Period (FY): 2015-04-01 – 2018-03-31
• Keywords: 金融リテラシー / 高校生 / 公民科

Outline of Annual Research Achievements

（１）本研究に関係する国内先行研究は皆無であるため、研究の実施方針を独自に策定した。（先行研究は、金融教育の定義、教育内容の概要、金融教育の必要性の指摘、などにとどまっている。）
（２）平成２０年に、都立高校950人に対して、「金融リテラシー理解度テストⅠ」を実施し、研究の意味を確認した。さらに平成２４年に採択された科学研究費により「金融リテラシーを測定する尺度の研究」を実施した。ここでは、「金融リテラシー理解度テストⅡ」を開発し、全国高校生3,975人のリテラシー測定テストを実施した。この成果を踏まえて、今年度の理論モデルの作成を行った。
（３）したがって、「金融リテラシー理解度テストⅢ」の開発の準備を行った。
（４）プレテストを、普通科高校以外の種の高校で実施した。

Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

（１）科研費平成24年度から３カ年の研究成果を継続研究する形式で実施したため。
（２）マークシートリーダの導入により、調査票処理の効率が格段に改善されたため。

Strategy for Future Research Activity

原則として、過年度まで３カ年の科研費研究を継続する形式で実施した、今年度の研究方針を維持する。