2017 Fiscal Year Research-status Report
給食指導に必要な力量形成のためのプログラム開発 -教員養成~初任者研修への接続-
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15K04500
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
鈴木 洋子 奈良教育大学, 家庭科教育講座, 教授 (40187779)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 学校給食 / 給食指導 / 教員養成 / 小学校 |
Outline of Annual Research Achievements |
給食の時間が食育の絶好な機会であることから、食育の充実を図る上で給食の時間中に学級担任が行う「給食指導」への理解と必要な知識が学級担任には必須になるが、現行の教員養成段階においては学校給食に関する学びが保証されていない。実際、給食を扱った授業を提供している大学は僅少であることから、本研究においては、教員養成段階から教育現場(初任者研修)に至る一連のプログラムを開発することを主たる目的としている。 これまでの研究の成果として、教員志望学生及び小学校教員の給食指導に対する意識や(奈良教育大学紀要-人文・社会科学- 第64巻第1号、p155-159、2015)、教育実習の事前指導等における給食指導の扱い(奈良教育大学次世代教員養成センター研究紀要第3号、p203-207、2016)について報告してきた。 そこで今年度(平成29年度)は、「小学校初任者研修の手引き等における学校給食・給食指導の扱い」を報告した(奈良教育大学次世代教員養成センター研究紀要第4号、p223-227)。さらに、ビデオ教材「7分でわかる給食指導」を制作し、各教員養成系の国立大学他に配布した。 研究代表者は、上記のこれまでの一連の研究を国内に限らず海外へも発信してきた。今年度もIFHE開催の大会等において、構想したプログラムの発表を予定していたが、開催国のスーダンについて、外務省の海外安全情報によると、危険レベルは3の「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の勧告が出されていたことから、大会への参加と発表を断念した。次年度の国際学会の開催情報は未発表の状態であるが、これまでの経緯から国内外における学会での発表、視察ならびに情報収集を成し遂げたく、補助事業期間延長を願い出た。また、期間の延長により、プログラムの完成度をさらに高めたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度も国際家政学会での発表を予定していたが、開催国がスーダンであり、治安上の問題から参加を断念した。外務省情報によると、スーダンの危険レベルは3の「渡航は止めてください」になっている。 次年度の国際学会の開催情報は未発表であるが、国内外における学会での発表、視察、情報収集を成し遂げたく、補助事業期間延長を願い出た。
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Strategy for Future Research Activity |
国内外の学会での成果の発表を予定している。これまでに、研究の成果を海外に発信すると共に、日本の学校給食のよさを海外に紹介してきた経緯から、国際学会における発表を強く望んでいるが、開催地及び日程の状況は把握できていない。 国内の教員養成大学における学校給食に関する指導の実態を把握に努めるとともに、関係者との意見交換の機会を持ちたいと考えている。
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Causes of Carryover |
研究の成果を海外に発信すると共に、日本の学校給食のよさを海外に紹介してきた。 今年度も国際家政学会での発表を予定していたが、開催国がスーダンであり、治安上の問題から参加を断念した。外務省情報によると、スーダンの危険レベルは3の「渡航は止めてください」になっている。 次年度の国際学会の開催情報は未発表であるが、国内外における学会での発表、視察、情報収集を成し遂げたく、補助事業期間延長を願い出ることにした。
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Research Products
(3 results)