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2016 Fiscal Year Research-status Report

パラグラフライティングのための科学英語を用いた段階的英文増加方式英語教材の開発

Research Project

Project/Area Number 15K04519
Research InstitutionKanazawa Institute of Technology

Principal Investigator

登美 博之  金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50172177)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords教育工学 / 教材開発 / 科学英語 / 文構造 / 文増加方式 / ライティング
Outline of Annual Research Achievements

平成28年度では、平成27年度に引き続いて、「パラグラフライティングのための科学英語を用いた段階的英文増加方式英語教材」の問題(応用編・一般科学英語・2センテンス)の作成を、平成28年4月から8月にかけて行った。第2部では、第1部で学習した基礎的な文法事項の知識を用いて、一般科学英語の2センテンスから成るライティング演習問題を作成した。第2部は、第1部とは異なり、応用編の2センテンスの問題であるので、特に2つの文の相互関係を理解させるようにした。問題作成形式としては、「文法事項型」を採らずに、文法事項が混合した形式を採り、12のトピックに分けて作成した。作成の際には、注意を要する文法事項には説明を加え、難しい単語や語句には注釈を施して、学習者が理解し易いように工夫と配慮をした。また、演習に用いられる問題の内容が工科系の学生にとって興味や関心が持てるものになるように留意した。さらに、問題ごとに数回、正解の英文そのものをタイピングさせることにより、英語学習の基本的なことである「英文を覚えること」を学習者に徹底して行わせるようにした。9月初めから約4か月間にわたり、申請設備を用いて、アルバイト学生3名によって、コンピューター・プログラミングおよび教材の校正を平行して行った。その後、コンピューターの音声ソフトを用いて、問題の正解英文の音声の吹込みをした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

科学英語によるパラグラフ・ライティング作成へと至るための第2段階としての教材、一般科学英語による2センテンスの応用問題(設問数:12章X10題=120題)を作成した。プログラミングしるための原稿を予定した期間内に作成し、アルバイト学生3名を使って予定通りにプログラミング作業を終えた。そして、出来上がった教材をコンピュータのディスプレイに表示をして、実際に演習を行ってみた。コンピュータでの表示方式および作動の状態は良好であるように思われる。今年度の作業は、順調に進んだ。これまでのところ、演習問題のプログラミング作成およびコンピュータでの問題提示に関して、支障となるような事態は生じていないようである。

Strategy for Future Research Activity

平成28年度に引き続いて、「パラグラフライティングのための科学英語を用いた段階的英文増加方式英語教材」の問題(応用編・一般科学英語 3センテンス)の作成を、平成29年4月から8月にかけて行う。3センテンス問題であるので、3つの文の内容的なまとまりを理解させるようにする。問題の作成形式としては、「文法事項型」を採らずに、文法事項が混合した形式を採る。12のトピックに分けて作成する。作成の際には、注意を要する文法事項には説明を加え、難しい単語や語句には注釈を施して、学習者が理解し易いように工夫と配慮をする。また、演習に用いられる英作文問題が工科系の学生にとって興味や関心が持てるものになるように留意する。さらに、問題ごとに数回、正解の英文そのものをタイピングさせることにより、英語学習の基本的なことである「英文を覚えること」を学習者に徹底して行わせるようにする。9月初めから約4か月間にわたり、申請設備を用いて、アルバイト学生3名によって、コンピューター・プログラミングおよび教材の校正を平行して行う。その後、コンピューター音声ソフトを用いて、問題の正解英文の音声の吹込みを行う。平成30年1月初めから3月末にかけて、3年間にわたって作成した「パラグラフライティングのための科学英語を用いた段階的英文増加方式英語教材」(基礎編および応用編)を冊子本として印刷する。
なお、平成29年度中に、研究代表者は、3年間にわたる研究開発のまとめとして、私立大学情報教育協会などの学会や研究紀要などで、その成果を学内外に発表する。そして、今後の研究の参考とするために、各方面からの意見を聞く。

Causes of Carryover

プログラミング作成に当たって使用する、ソフトウエアの購入をまったく行わなかったためであると思われる。前回の科研費による教材作成時に使用したソフトウエアが、今回のプログラミング作成にも使用可能であった。アルバイト学生からも、新しいものの購入要求がなかった。
それ故、今年度のプログラミング作成の際には、28年度に使用したソフトウエアをすべて点検し、最新のソフトウエアの使用を検討したい。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成29年度には、、「パラグラフライティングのための科学英語を用いた段階的英文増加方式英語教材」の問題(応用編・一般科学英語 3センテンス)の作成を行う。問題作成に当たって、できる限り最新の科学分野のトピックスを内容として盛り込みたいと考えている。そのため、BS放送やNHKなどの科学を扱ったテレビ番組を録画し、視聴をして、最近行われている研究や開発に関しての情報を自分自身の中に取り込んで、それを問題作成の資料として反映させたい。それゆえ、これまで購入してこなかった録画再生機器の購入を行いたい。また、上述の最新のソフトウエアの購入も検討したい。
従って、今年度には、録画再生機器を中心とした機器とソフトウエアの購入、謝金および研究発表のために研究費を充てることになると思われる。

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Published: 2018-01-16  

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