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2015 Fiscal Year Research-status Report

特別支援教育を受けていないひきこもり青年のための思春期デイケアプログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 15K04584
Research InstitutionNational Rehabilitation Center for Persons with Disabilities

Principal Investigator

金 樹英  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 第三診療部(併任研究所), 医長 (90401108)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西牧 謙吾  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院第三診療部(併任研究所), 診療部長 (50371711)
東江 浩美  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院第三診療部(併任研究所), 言語聴覚士 (40725090)
豊田 繭子 (鈴木繭子)  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院第三診療部(併任研究所), 心理療法士 (40726767)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords自閉症スペクトラム障害 / デイケア / 思春期
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、思春期の自閉症スペクトラム(ASD)青年に対する思春期デイケアの効果的な運用方法を開発することを目的としている。1)実態調査、2)ASD対象の思春期デイケアのプログラム開発、3)指標の検討に関して、今年度の主な成果は以下のとおりである。
1)思春期デイケアに関する実態調査については、ASD対象の思春期デイケアを行っている施設を対象としたアンケート調査を行うため、アンケート用紙を作成し、思春期デイケアやASD向けデイケアに関する過去の研究をもとに送付先をリストアップした。所属機関における倫理審査委員会の審査を通過した。訪問調査については実施していないが、次年度にアンケート調査ののち、対象を選定し行う予定である。
2)プログラム検討会議を隔月に1回開催し、医師、臨床心理士だけでなく、管理栄養士など他分野の専門家も関わることで、幅広い視点で検討することができた。次年度以降に開発する新しいプログラム実施群の対照群として、現行のショートケアグループについてのアセスメント(効果判定のための指標となるデータ収集)を行った。また、外来通院のみのASD青年についても同じアセスメントを行った。
3)効果を測定する指標の検討については、文献的調査を行い、データベース作成のために検査項目の検討を行った。平成27年度中に当院ショートケアを利用したASD青年には、生理学的指標として睡眠状態をはかる腕時計型計器を装着して計測し、あわせて質問紙にて心理状態を測定し、アウトカム指標となりうるかの考察を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

1)実態調査は、当初、予備調査、本調査と2段階で行うことを予定していた。しかし、先行研究より、思春期デイケアやASD対象デイケアを実施している施設が多くはないことがわかり、本調査のみを実施することとした。アンケート用紙の作成および送付先のリストアップを終えたので、次年度に調査実施が可能である。
2)プログラム開発、3)指標の検討については計画通りに行った。データベース作成時に明らかになったデータの欠損については、追加検査を実施した。

Strategy for Future Research Activity

予定通り2年目の計画を推進する。
次年度は、1)実態調査:アンケート調査および訪問調査を実施し、思春期デイケアについての実態を明らかにする。具体的には5月~6月に調査票を送付し、10月に調査結果をまとめ分析。訪問調査は、11月に2箇所実施の予定。2)プログラム開発:初年度の検討点および2年目に実施する実態調査の結果をプログラムに反映させ、継続して実施する。定期的なアセスメントを実施する。3)指標の検討:睡眠指標、言語評価については学会発表予定のため、外部の意見も取り入れ、さらなる検討を行う予定である。技術補助員を雇用し、データベース入力および分析を本格的に実施する。

Causes of Carryover

物品費では、睡眠の状態を計測する機器を購入したが、予算より安価で購入できた。旅費に関しては、初年度に訪問調査を実施しなかった。人件費・謝金については、データ解析のための技術補助員を初年度は雇用しなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

旅費については、11月に訪問調査を実施する。人件費・謝金については、次年度は技術補助員を2名雇って、4月よりデータベース入力および分析を実施しているところである。その他、アンケートの送付に関して、次年度に郵送費として支出する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2016 2015

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] ASD児の発達特性と睡眠異常がショートケア参加へ及ぼす影響の基礎的検討2016

    • Author(s)
      田島 世貴
    • Organizer
      第57回日本児童青年精神医学会総会
    • Place of Presentation
      岡山県岡山市
    • Year and Date
      2016-10-27 – 2016-10-29
  • [Presentation] 自閉症スペクトラムが疑われる青年に対する言語・コミュニケーション評価2015

    • Author(s)
      東江浩美、金樹英、鈴木繭子、西牧謙吾
    • Organizer
      第60回日本音声言語医学会
    • Place of Presentation
      愛知県名古屋市
    • Year and Date
      2015-10-15 – 2015-10-16

URL: 

Published: 2017-01-06  

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