2018 Fiscal Year Annual Research Report
Novel Asymptotic Solution for Scattered Electromagnetic Field from a Body with Smooth curved Surface and Its Experimental Verification
Project/Area Number |
15K06094
|
Research Institution | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
Principal Investigator |
後藤 啓次 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 教授 (20531982)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | アンテナ / 散乱電磁界 / コーティング / 開放円筒導体曲面 / 高周波 / 近似解析 / 周波数領域 / 時間領域 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、研究課題『滑らかな曲面を有する物体による散乱電磁界の新たな近似解と実験による検証』を、(1)誘電体で覆われた導体円柱による散乱電磁界の新たな近似解と実験による検証、及び(2)開放円筒導体曲面による散乱電磁界の新たな近似解と実験による検証、の2つの研究細目に分けて研究を進めた。 研究細目(1)および(2)において提案を行う周波数領域(frequency-domain: FD)及び時間領域(time-domain: TD)における散乱電磁界に対する新たな近似解は、(ア)厳密解(あるいは参照解)及び実験結果と良く一致すること、及び(イ)散乱現象を物理的に解釈する上で有効であること、の2点を明らかにすることを研究目的とした。 各研究細目の研究目標を達成するため、下記の(a)~(e)の5段階に分けて研究を遂行するよう計画した。(a)FD及びTDの厳密解(参照解)の導出とプログラムの作成、(b)FD及びTDの各近似解の導出、(c)近似解の有効性・解釈法の検討、(d)電波暗室における測定実験、及び(e)近似解と厳密解(参照解)と実験結果の比較。 最終年度(平成30年度)では、上記の(b)と(c)について実施した。研究細目(1)では、周波数領域および時間領域における新たな近似解を導出し、近似解は厳密解(あるいは参照解)と良く一致すること、及び近似解は誘電体で覆われた導体円柱による散乱現象を詳細に解明する上で有効であることを明らかにした。研究細目(2)では、周波数領域および時間領域における新たな近似解を導出し、近似解は厳密解(あるいは参照解)及び実験結果と良く一致すること、及び近似解は開放円筒導体曲面による散乱現象を詳細に解明する上で有効であることを明らかにした。
|
Research Products
(6 results)