2016 Fiscal Year Research-status Report
教育の情報化・国際化に対応した学校施設の国際比較調査研究
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15K06346
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
柳澤 要 千葉大学, 大学院工学研究科, 教授 (20311615)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 教育の国際化・情報化 / 教室空間のICT化 / 図書・メディアセンター / 教育・運営システム / 先進的な学校施設 / 施設整備ガイドライン / 米国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は教室空間のICT化、アクティブ・ラーニング教室や学習拠点となる図書・メディアセンターの整備など、能動的教育のためのICT設備や施設・空間を有する国内外の先進的な学校施設の調査により、教育の国際化・情報化に対応した教育・運営システムや施設・空間の実態を明らかにすることを目的としている。平成28年度は、平成27年度に実施した国内調査および海外調査(英国)の成果も踏まえ、国内外で調査を実施した。4月から8月は国内調査、海外調査(米国)の準備(文献調査や現地の研究協力者からの情報収集等)を行った。9月には海外調査(米国)を実施し、10月以降は国内調査とも合わせて分析・考察を行った。特に海外調査の際には現地の研究協力者と連携し、情報・意見交換を行うとともに実地調査を行った。具体的な調査校は、海外調査はアメリカ・テキサス州とカリフォルニア州で実施し、教育の国際化・情報化・個別化に関して先進的な学校施設(Shadow Creek High School, New Tech High School, Richard J. Lee Elementary School, Kathlyn Joy Gilliam Collegiate Academy, High Tech High School Point Loma Campus, High Tech High School Chula Vista Campusなど)の調査を実施した。また調査に際してはTexas A&M UniversityのGeorge J.Mann教授、Mark Benden教授、Gaylaird Christopher氏などの研究者の協力をいただいた。国内調査は愛知県と三重県の先進的な学校施設(浄水北小学校、寺部小学校、員弁西小学校、石榑小学校)の調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り、国内調査(愛知・三重県)や海外調査(アメリカテキサス州・カリフォルニア州)を実施し、研究を遂行できた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度はそれまでの調査の補完となる追加調査を実施しながら、3年間の調査研究成果をまとめ、総合的な分析・考察を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
34909円の残額が生じたが、調査まとめ・印刷などに関わる消耗品(トナーなど)を購入予定であったが、既存のもので足りたので、必要なくなったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度(平成29年度)の助成金と合わせて、調査費用(旅費など)や調査分析・まとめに使用する。
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Research Products
(3 results)