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2019 Fiscal Year Annual Research Report

The study on the interactions between children and students at elementary and junior high schools to share their learning and life

Research Project

Project/Area Number 15K06353
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

西村 伸也  新潟大学, 自然科学系, 教授 (50180641)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 棒田 恵  新潟大学, 自然科学系, 助教 (80736314)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2020-03-31
Keywords小中一貫校 / 居場所形成 / 空間選択 / コンフディクト / 環境行動
Outline of Annual Research Achievements

最終年度である2019年度は、長野県佐久穂町立佐久穂小学校・中学校(佐久穂小中学校)を調査対象とした。2015年に4小学校と2中学校の統合校として設立され、施設一体型の小中一貫校である。小学校と中学校は比較的明確に区分されているが、昇降口、メディアセンター周りのスペース、共有の特別教室群などがあり、一方で児童・生徒が接触する機会のある学校でもある。調査は2019年にアンケート調査を小学校・中学校の全児童・生徒に対して行った。また、行動観察調査は、授業間休み時間・給食の配膳時間・昼休み時間・放課後に廊下・メディアセンター・昇降口周り・上下の階段周りに記録員を配置して行った。アンケート調査からは、一階の配膳室から中学校領域にかけての階段周り、7年生教室前の廊下等が接触の機会の高い場所として捉えられ、児童・生徒の居場所が学年別の領域に多いこととはずれていることが特徴である。また、廊下の行動観察調査では、多くの児童・生徒の接触が確認された。特に、児童・生徒ともに移動している中での接触が74件と多く確認された。その中で全体の経路上の接触を、移動と滞在の状態で分けて集計してみると、相互に移動している場合が73%と最大であった。特に一階の階段周りでの接触は97%に上っている。また、2階の階段周りの廊下では生徒の教室群や領域に近いこともあり、その42%は滞在している生徒へ移動する児童からの接触であった。また、その集団規模で比較してみると、多くは児童・生徒が個人同士で接触する場面が多いことが捉えられた。児童個人と生徒個人の接触は54%、2-3人の集団を含めた個人との接触は81%と大半を占める。これは、逆に大きな集団がある場合には、児童・生徒の接触が起こりにくいということも示しており、児童・生徒が4人以上の集団を形成している場合には、児童・生徒の接触として確認されたものは7%でしかなかった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2019

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 小中の領域を分ける施設一体型小中一貫校の児童と生徒の滞在と影響2019

    • Author(s)
      吉田裕美,西村伸也,棒田恵,甲賀達郎
    • Journal Title

      日本建築学会2019年度大会梗概集

      Volume: E-1 Pages: 379-380

  • [Presentation] 小中の領域を分ける施設一体型小中一貫校の児童と生徒の滞在と影響2019

    • Author(s)
      吉田裕美,西村伸也,棒田恵,甲賀達郎
    • Organizer
      日本建築学会大会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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