2015 Fiscal Year Research-status Report
反応性とアンカリング効果を有する炭素材料の革新的界面創製に関する研究
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15K06454
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| Research Institution | Yamagata University |
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Principal Investigator |
高橋 辰宏 山形大学, 理工学研究科, 教授 (60344818)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | カーボンナノチューブ / 分散剤 / 反応性 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
1)オキサゾリン・ピロリドン共重合体合成と特性評価
モノマーの2-vinyl-2-oxazolineとN-viyl-pyrrolidoneをトルエン中に種々のモル比で加え、開始剤のアゾビスイソブチロニトリルをモノマーにに対して1mol%加えた。その後、窒素バブリング下で90度8時間重合しオキサゾリン・ピロリドン共重合体を得た。ビニルオキサゾリンとビニルピロリドンの作製する方法（ランダムライク及びブロックライク）をいろいろと検討した。
2)MWCNT CFの表面官能基の定量分析と水中分散性評価
MWCNT及びCFの表面のフェノール性OHやCOOHの官能基を中和滴定法により行った。さらに、分子量や共重合比を（1:3 1:1 1:0.5）と変化させ重合しMWCNTの分散性を評価した。1:0.5が良好な分散性を示し、また、ランダムライクな構造よりブロックライクな構造の法がMWCNTの分散性が良好なことがわかった。重合ではオキサゾリンの開環でゲルが生成していないか分析で確認した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オキサゾリン・ピロリドン共重合体合成と特性評価、及び、MWCNT CFの表面官能基の定量分析と水中分散性評価などの結果を出すことができ、当初の計画どうりおおむね順調に進展している。
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| Strategy for Future Research Activity |
表面の精密設計とＳＥＭによる構造観察を進め、革新的表面の組成（共重合体・MWCNT・CF）構造及び作製プロセスの最適化を行い、反応性とアンカリング効果を有する炭素繊維(CF)の力学的評価等を進めていく。
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| Causes of Carryover |
予算が減額になったため、新規な溶融混合ユニット（約１８０万）を購入すると予算の大半を使用してしまうためこれを行わず、今年度は、反応性高分子の合成・特性解析・新規な表面設計の検討をすることにしたため残額が生じた。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
表面の精密設計とＳＥＭによる構造観察を進め、革新的表面の組成（共重合体・MWCNT・CF）構造及び作製プロセスの最適化を行い、連携研究者と連携し溶融混合反応性とアンカリング効果を有する炭素繊維(CF)の力学的評価等を進めていく。
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