2017 Fiscal Year Annual Research Report
Searching for the genetic factors predisposing to PBC
Project/Area Number |
15K06908
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
川嶋 実苗 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (00396706)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 原発性胆汁性胆管炎(PBC) / ゲノムワイド関連解析(GWAS) / 層別化解析(悪性化) / ヒト白血球抗原(HLA) |
Outline of Annual Research Achievements |
ゲノムワイド関連解析(GWAS)により、原発性胆汁性胆管炎(PBC)の発症メカニズムや病態の進展に関与する遺伝要因を探索し、診断や予後予測、治療の対象となり得る要因を検出することを目的に研究を実施してきた。 H.29年度は、2報の論文を発表した。 1報目は、PBCの感受性領域として知られている17q12-21領域(約350kbに及び、15遺伝子が存在する領域)について、どの遺伝子の発現に関与する変異がプライマリーに影響を及ぼすか、Forkhead box protein O1 (FOXO1) とのaffinity解析(EMSAやcompetitorアッセイ)、eQTL解析によって同定することに成功し、IKZF3(B リンパ球の分化)を介してではなくORMDL3やGSDMBの免疫系に対する機能変化(Th17誘導など)を介してPBC発症に関与している可能性があることを示した(Hitomi et al., Sci Rep. 2017 Jun 6;7(1):2904)。 2報目は、PBCと強い関連を示すHLA領域について、これまでHLA-A、-B、-DRB1、-DQA1、-DQB1、-DPA1、-DPB1遺伝子についてgenotypeを決定した1200名のPBC患者さんと1196名の関連解析およびハプロタイプ解析を行うことで、DQB1*06:04アリル及びDQB1*03:01アリルが疾患抵抗性に寄与していることが分かったと共に、これらのアリルによって補正すると、DPB1 *02:01アリルが関与することも新たに分かった(Sci Rep. 2017 Sep 11;7(1):11093)。 その他にも、昨年度の拡大GWAS論文よりも更に対象数を増やして(PBC:668名、コントロール:480名)実施したGWASや、3SNP haplotype法により検出された疾患関連変異について投稿中である。
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] Controlled-access databases for genetic and phenotypic human data in Japan.2017
Author(s)
Y. Kodama, A. Fukuda, J. Mashima, M. Minowa, M. Kawashima, K. Miyazaki, N. Mitsuhashi, E. Kaminuma, O. Ogasawara, K. Okubo, Y. Nakamura, T. Takagi
Organizer
American Society of Human Genetics
Int'l Joint Research
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[Book] 実験医学2017
Author(s)
川嶋実苗
Total Pages
227頁中16頁
Publisher
羊土社
ISBN
978-4-7581-0366-4
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