2015 Fiscal Year Research-status Report
発がんウイルスであるHTLVー1を標的にした遺伝子組み替えウイルス療法
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15K06911
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
鈴木 紳介 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任助教 (20437974)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ゲノム創薬 / ヒトT細胞白血病ウイルスI型 / 特異的増殖型アデノウイルス |
Outline of Annual Research Achievements |
発がんウイルスである、ヒトT細胞白血病ウイルスI型(Human T cell leukemia virus type I:HTLV-1)を標的にした特異的増殖型アデノウイルス(conditionally replicating adenovirus:CRA)による新規抗ウイルス療法の確立を目的とする。 (平成27年度目標)HBZ.CRAとtax.CRAを作成する。 (結果)HBZプロモーターの300塩基配列とtax プロモーターの754塩基配列はすでに同定されており、塩基配列情報から、遺伝子工学的手法により人工的にDNA合成をした。 コントロールとしてプロモーター活性を減弱させた変異体クローンを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実施計画の作成と承認が遅れたことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
組み替えアデノウイルスとして、HBZ プロモーター依存性CRAとtaxプロモーター依存性.CRAを作成中である。 更にHBZ プロモーター依存性・LacZ遺伝子発現・非増殖型アデノウイルスベクター(Ad.HBZ-LacZ)、 tax プロモーター依存性・LacZ遺伝子発現・非増殖型アデノウイルスベクター(Ad.tax-LacZ)を遺伝子発現効率の検討目的で作成する。
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Causes of Carryover |
研究の進捗状況より、次年度に繰り越しての物品購入が適していると判断した為。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品購入
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