2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K07801
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Research Institution | 国立研究開発法人農業生物資源研究所 |
Principal Investigator |
小島 桂 国立研究開発法人農業生物資源研究所, 新機能素材研究開発ユニット, 主任研究員 (40370655)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | インフルエンザウイルス / scFv / アフィニティーシルク / 遺伝子組換えカイコ |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、最適なscFv(一本鎖抗体)を得るため、インフルエンザウイルスの表面抗原の一つであるヘマグルチニン(HA)に対する抗体を産生するハイブリドーマから、IgG-H鎖およびL鎖の可変部領域をクローニングして複数のscFvを構築してマウス培養細胞で発現させ、抗原(不活化インフルエンザウイルス)との結合活性を指標に1つのscFvクローンを選択した。 次に選択したscFvクローンを用いて、フィブロインL鎖との融合遺伝子を構築し、遺伝子組換えカイコ作製ベクターを構築し、遺伝子組換えカイコを作製した。499個の受精卵に遺伝子導入し、23系統の組換え体が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、予定通り遺伝子組換えカイコの作出までを行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
現時点では特段の問題点はないため、当初の予定通り研究を推進する。
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Causes of Carryover |
物品購入における予定価格と、納品価格の差額によるもの。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
実験用消耗品費として使用する予定
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Research Products
(1 results)