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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Treatment and prevention of hypercholesterolemia by acceleration of cholesterol catabolism to bile acids.

Research Project

Project/Area Number 15K08084
Research InstitutionNigata University of Phermacy and Applied Life Sciences

Principal Investigator

大和 進  新潟薬科大学, 薬学部, 客員研究員 (60057370)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中川 沙織  新潟薬科大学, 薬学部, 准教授 (30410228)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords胆汁酸 / HepaRG細胞
Outline of Annual Research Achievements

肝細胞を用いた胆汁酸への異化代謝を促進する物質の探索
昨年度まで用いていたヒト肝がん由来HepG2細胞では、7α-ヒドロキシコレステロール(7α-OHC)を経て、コール酸(CA)が産生される胆汁酸合成のメインルートである古典経路についての評価が行えなかった。これは、HepG2細胞が通常の肝細胞に比べCAの産生が遅く、産生量が少ないためであると考えられた。そのため、CAが産生される肝細胞を探索したところ、ヒト肝腫瘍HepaRG細胞がCAを産生する可能性が認められた。そこで、HepaRG細胞にコレステロールあるいは7α-OHCを添加培養したところ、CAの産生が確認できたため、古典経路に対して再評価を行ったところ、次のような結果を得た。
評価した物質は、ポリフェノール、胆汁酸促進薬、生薬由来成分、胆汁酸促進作用が報告されているアミノ酸、コレステロールの構造に類似している食品中の成分の計19種類について検討を行った。この中で、CA濃度の減少が認められたものもあるが、シアニジン、ゲニピン、プロブコール、スェルチアマリン、β-シトステロール、カンペステロールおよびスティグマステロールにおいて、CA濃度が増加し、コレステロール代謝の促進物質としての可能性が示唆された。また、これらの物質についてCAの抱合体であるグリココール酸(GCA)およびタウロコール酸(TCA)も測定したが、大きな変化は認められなかった。さらに、CAの前駆体である7α-OHCについても検討したところ、ゲニピン、カンペステロールについては大きな変化が認められなかったが、シアニジン、β-シトステロールにおいては、7α-OHCが減少し、スティグマステロールは、増加が認められた。しかしながら、促進部位の推定には更なる検討が必要である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2018 Other

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] Topics胆汁酸への異化代謝促進による予防(特集「肥満症update」監修春日 雅人(編集部推薦による再投稿)2018

    • Author(s)
      中川 沙織、大和 進
    • Journal Title

      BIO Clinica

      Volume: 475 Pages: 73-75

  • [Presentation] コレステロール異化代謝物の生合成に対するシアニジンの作用評価2018

    • Author(s)
      太田(清水) 美穗、不破 史子、中川 沙織、大和 進
    • Organizer
      日本薬学会第138年会
  • [Remarks] 新潟薬科大学 薬学部 薬品分析化学研究室

    • URL

      http://www2.nupals.ac.jp/labo/ph/analchem/

URL: 

Published: 2018-12-17  

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