2018 Fiscal Year Annual Research Report
The development of self-evaluation scale on collaboration behavior for rehabiritation professionals
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15K08560
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Research Institution | Yamagata Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
丹野 克子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (00570293)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 連携行動 / 理学療法士 / 作業療法士 / 連携評価 / リハビリテーション / 職種間連携 / チームワーク能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
理学療法士・作業療法士(以下、リハ職)の連携行動の実態を把握し、行動の要因を明らかにするために、質問紙調査を2016年2月に行った。A県内の医療施設・介護保険サービス事業所のリハ職を対象に、162施設708人に質問紙を送付し、503人から回答(回収率71%)を得た。記述統計の結果に基づき「理学療法士・作業療法士の連携行動に関する調査結果報告書」を2017年2月に発行し、研究成果の公表の一環として、調査協力を求めた162施設及び地域関係者に配布した。また、分析結果として、リハ職は、他職種の役割理解が高いが関係づくりが相対的に低いこと、支援・協調の能力に比べ自己表現能力についての自己評価が低いこと、チームアプローチがケアの質を高めると認識していることなどが捉えられた。 結果の一部について、2017年5月第52回日本理学療法学術大会において、演題名「理学療法士・作業療法士が持つ連携支援者数とチームワーク能力および研修機会との関連―A県における調査結果から―」で発表した。 また、連携行動の概念を幅広く捉えるため、他職種・異業種の人に連携に関するインタビュー調査を行い、質的分析を行った。この結果からは、専門職には自己完結できる面と連携が必要な面がり、職種によりその強弱があることなどが把握できた。 2017年度から2018年度にかけて、調査結果をもとにした連携行動の評価尺度(プロトタイプ)の作成を予定したが、妥当性と信頼性の十分な検証が得られず研究期間終了となった。
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