2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of ACP booklet to promote care planning of end of life care: with the elderly
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15K08567
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
鶴若 麻理 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (90386665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池口 佳子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (10584162)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | アドバンス・ケア・プランニング / アドバンス・ディレクティブス / 高齢者 / 終末期 / アドバンス・ケア・プランニングブックレット / 独居高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
現代においては、独居高齢者、高齢の夫婦のみ世帯が増えている。また、多くの人々が施設や病院で最期を迎えることが多くなっている。そういう現代社会の状況を鑑み、最終年度では、高齢者に対するアドバンス・ケア・ブックレットの検討のために、急性期病院において、1)高齢患者に対して、どのようなアドバンス・ケア・プランニングが医師や看護師によって行われているのか、また2)在宅で暮らす独居高齢者へのアドバンス・ケア・プランニングの実際について訪問看護師へのインタビューを実施した。
1)については、1つの急性期病院において、医師6名、看護師20名へインタビューガイドを用いた半構造化面接を実施し、合計30事例のアドバンス・ケア・プランニングの実践をを聞き取った。 2)については、訪問看護師として経験年数3年以上を条件にして、26名の訪問看護師から36事例のアドバンス・ケア・プランニングの実践を聞き取った。 二つの調査から、アドバンス・ケア・プランニングをより促進していくためには、信頼関係を築くこと、チームでのタイミングを得た支援体制の構築、高齢者自身の意向などが重要な要素となっていることがみえてきた。 調査においては、専門家からアドバンス・ケア・プランニングを行っていく上での、高齢者の知識、意欲、一人ひとりのタイミングが大切であることが示唆された。また、ブックレットにおいては、医学的に起こりえる状況の説明、具体的で身近な事例の提示、相談できる医療者の存在などが重要であることが示唆された
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