2016 Fiscal Year Research-status Report
白血球活性化抑制による動脈硬化治療を目指した臨床薬理学研究
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15K08592
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
植田 真一郎 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80285105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浦田 秀則 福岡大学, 医学部, 教授 (30289524)
森本 剛 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (30378640)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 白血球活性化 / コルヒチン / 遊離脂肪酸 / アンジオテンシンII |
Outline of Annual Research Achievements |
1.投与後の薬物動態について知見を得た。今後得られたデータによるpopulation pharmacokineticsの解析、シミュレーションを実施する予定である。本研究からコルヒチンは白血球に長時間にわたり存在し、白血球中における半減期も40-50時間と長く、0,25mg/日投与でも投与168時間まで白血球中から検出される。0.25/0.5mgのAUC比は0.5であった。これらの結果から血中濃度が測定不能となっても白血球中にはコルヒチンは長時間存在し、長期間投与を考慮すると0.25mg投与が0.5mgよりも安全で有効性は同等である可能性もあり、あらためて用量設定試験が必要と考えらえた。 2. 健常人を対象とした探索的薬物動態/薬力学試験を実施した。コルヒチン0.5mg/日投与は遊離脂肪酸負荷による実験的白血球活性化及び白血球におけるアンジオテンシンII産生能を抑制した。また血中CRPや好中球活性化の指標とされている血中へのミエロペロキシダーゼの遊離もコルヒチンにより抑制された。 3. コルヒチン投与後に遊離脂肪酸負荷を行い、白血球のタンパクを抽出し、炎症に関連するタンパクの解析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
LCMS/MSでのコルヒチン血中濃度、白血球中濃度の測定、マイクロチャネルによる白血球活性化測定、アンジオテンシンII産生能評価など予定した実験について概ね問題なく実施されている。
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Strategy for Future Research Activity |
白血球タンパクの解析を中心に、コルヒチンによる白血球活性化抑制のシグナルについてより詳細な検討を進める。 コルヒチンの効果の指標となるマーカーについて探索的な検討を進める。 白血球活性化抑制と血管内皮機能改善の関連について実際に動脈硬化性疾患患者でのin vivo研究を実施する。
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Causes of Carryover |
実験はほぼ予定通り進行しているが一つの演題が学会で採択されておらずその分旅費の支出が予定よりも少なくなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
実験用消耗品に使用予定
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Research Products
(2 results)