2016 Fiscal Year Research-status Report
乳がん診断後のライフスタイルや代替療法が乳がんアウトカムに及ぼす影響に関する研究
Project/Area Number |
15K08713
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
平 成人 岡山大学, 大学病院, 准教授 (50467734)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 乳がん / 生活習慣 / 前向きコホート研究 / 情報ニーズ / 予後 / QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の経過 本研究の目的は、乳がん初期治療後のmodifiable life style (食事・運動・肥満・睡眠・飲酒・喫煙など) や代替療法が、その後の乳がんアウトカム(再発や死亡・治療関連合併症・健康関連QoL)や二次がんの発生に及ぼす影響を、前向きコホート研究により明らかにすることである。 平成25年2月より乳癌診断後のライフスタイルと乳癌アウトカムとの関連性の検証を目的とした多施設共同コホート研究を開始し、現在進行中である。同コホート研究は、地域の乳がん登録データベース(臨床病理学的情報・治療関連情報・予後情報を網羅)を基盤として、ライフスタイルや代替療法に関する調査を年1回継続し、診断時と1年後の血液検体を収集している。 コホート研究の目的は、包括的な乳がんアウトカムとして、治療関連合併症・心理・身体機能・健康関連QoLを予後情報に加え測定し、modifiable life styleとの関連を明らかにすることである。 同コホート研究には、平成29年4月時点で協力17医療施設から1704例の新規乳がん患者が登録された。本コホート研究の目標症例数は2000例と設定しており、平成30年4月には目標を達成できる見込みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前向きコホート研究への登録が順調に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、前向きコホート研究への登録を継続する。
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Causes of Carryover |
おおむね計画通りに研究費を使用している。研究経費にかかる主要な費用は、調査票や封筒の印刷費用、郵送料等である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
最終年度として、本コホートへの登録を完遂するため、次年度使用額を含め、前向コホート研究にかかる経費として使用する。
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