2018 Fiscal Year Annual Research Report
Relationship between Control Attenuation Parameter (CAP) and vascular endothelial disorders in health check-up
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15K08744
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| Research Institution | Osaka City University |
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Principal Investigator |
森川 浩安 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60457992)
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| Project Period (FY) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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| Keywords | 脂肪肝 / 超音波減衰 / 生活習慣病 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
脂肪肝の超音波所見の特徴として超音波減衰が挙げられ、超音波技術の進歩により、超音波の減衰率が表示可能な機器が開発されている。本申請にて、検討を行っているFibroScan装置のControlled Attenuation Parameter（CAP）はその先駆けである。最近になり、他の超音波機器メーカーより、減衰率を測定する機器が、上市され、学会等でも報告されている。本申請延長期間にて、CAPと他機種の比較を行った。
CAPとARIETTA E70（日立）測定のAttenuation（ATT）を同日施行した健診受診者117例（男女比：78/39例、平均年齢54歳、Body mass index: BMI 23.1±3.9）を検討対象とした。両機種の測定方法、検査成功判断はメーカー推奨に準拠した。
【結果】（1）両機種の相関は、r=0.24（p<0.05）と低い相関であった。（2）通常腹部超音波にて診断した脂肪肝の程度による分類（脂肪肝なし、軽度、中～高度）では、CAP値（dB/m）215.4±37.8、252.5±33.0、275.7±45.3であり、ATT値（dB/cm/MHz）0.58±0.08、0.58±0.11、0.65±0.09（CAP、ATT：p<0.01、Kruskal-Wallis）であった。（3）他の生活習慣病関連データとの相関では、CAPにおいて、腹囲：r=0.669、内臓脂肪面積：r=0.632、BMI：r=0.618、中性脂肪：r=0.509（各p<0.01）と良い相関を認めた。ATTにおいては、内臓脂肪面積：r=0.429、腹囲：r=0.362、頚動脈中膜内膜複合体：r=0.356（各p<0.01）と総じて低い相関であった。
超音波での減衰率測定は、その測定技法の違いにて、乖離があることが判明した、脂肪肝評価については更なる検討の必要性が考えられた。
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