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2016 Fiscal Year Research-status Report

都市部勤労者における食行動の長期追跡研究-循環器疾患危険因子との関連-

Research Project

Project/Area Number 15K08765
Research Institution公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病予防健診部・健康開発

Principal Investigator

木山 昌彦  公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病, その他部局等, その他 (10450925)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梅澤 光政  獨協医科大学, 医学部, 助教 (00567498)
丸山 広達  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20627096)
村木 功  公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病, その他部局等, 医師 (70731561)
北村 明彦  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (80450922)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords食行動 / 経年変化 / 循環器疾患危険因子
Outline of Annual Research Achievements

本年度は先行研究で示している食行動と高血圧との関連について、食行動の変化ではなく、ベースライン時の食行動と血圧・服薬状況を用いて横断的に男女別々に分析を行った。その結果、男性では、「夕食後1~2時間以内に床に就くこと」について「はい」と答えた者の「いいえ」と答えた者に対する高血圧のオッズ比が有意に高かった(1.15、95%信頼区間:1.03-1.27)。女性では「砂糖入りの飲料を毎日とること」について「はい」と答えた者の「いいえ」と答えた者に対する高血圧のオッズ比が有意に高く1.31、1.02-1.69)、「漬物以外の野菜・海藻・きのこ類を毎食とる」「大豆製品を毎日食べる」について「はい」と答えた者の「いいえ」と答えた者に対する高血圧のオッズ比が有意に低かった(それぞれ0.73:0.56-0.95、0.87:0.68-1.11)。
また、2001~2015年間の朝食欠食、満腹まで食べる、就寝前食事と肥満、高血圧、HbA1c、血清脂質の変化との関連を分析した結果、男女ともに朝食欠食者では、摂取者に比べてBMIやHbA1cが高く変化する傾向が認められた(Slope difference p<0.05)。また満腹まで食べるでは、男女のBMI、総コレステロールにおいても同様に、食行動の有無によって経年推移が異なる傾向が認められた(Slope difference p<0.05)。
次年度以降は、調査時期などを考慮した循環器疾患危険因子(肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常)発症との関連についての分析を実施するとともに、約800名のサブ集団を用いてこれら食行動、循環器疾患の変化における、栄養素や身体活動量などの影響についても分析を実施する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予定通りに追跡研究のための、データの収集と解析結果を示すことができている。

Strategy for Future Research Activity

研究自体は計画通り実施できているが、学術発表まで至っていない。
従って、今後は研究成果を学会・学術論文として発表を進めていく予定である。

Causes of Carryover

平成28年度は研究申請時には予定していなかった当該研究施設の移動等があり、予定していた調査ではなく移動業務などに割く時間が増えてしまい、調査に係る人件費や消耗品、旅費にかかる費用を使わなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成29年度は、予定通り継続調査の他、最終年度としてまとめの作業に係る会議を開催する。次年度使用額については、その際の旅費や、成果報告に関連する学会発表の旅費、論文の英文校正費、ホームページの変更の費用にも充当し、アカウンタビリティーの充実を図る。

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Published: 2018-01-16  

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