2017 Fiscal Year Annual Research Report
A comprehensive study for sustainable regional medicine system
Project/Area Number |
15K08797
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
西條 泰明 旭川医科大学, 医学部, 教授 (70360906)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 地域医療 / プライマリケア医 / 職業ストレス / バーンアウト |
Outline of Annual Research Achievements |
「プライマリケア医として地方に勤務する要因」 北海道、東北、四国、九州・沖縄(福岡県除く)中の、町・村部にある病院・診療所に質問票を1898部配付し、509の回答を得た。仕事のストレスは職業ストレス簡易調査票(BJSQ)を使用した。バーンアウトはthe Japanese version of the Maslach Burnout Inventory-General Survey (MBI-GS)を使用した。統計解析では辞める意思とバーンアウトをアウトカム指標として、ロジスティック回帰分析を行った。 参加者の 10.4% が辞める意思を、また21.8% がバーンアウト陽性であった。辞める意思をアウトカムとする多変量解析では、30~39歳が有意に高いORであった (OR, 5.17; 95% confidence interval (CI), 1.25-21.31:対照, 70歳以上)。また、収入の不満もORを上昇した (OR, 3.63; 95%CI, 1.63-8.10). 出身地については、同県内の職場の所在地と異なる町村が高いORであった(OR, 3.53; 95%CI, 1.18-10.62: 対照、同じ町村)。BJSQ では仕事のコントール点数が高いことがORを低下した(OR, 0.72; 95% CI, 0.58-0.88)。 バーンアウト陽性をアウトカムとする多変量解析では、30~39歳が有意に高いORであった(OR, 5.87; 95%CI, 1.55-22.53; 対照, 70歳以上)。家族生活の満足度が低いことがORを上昇した (OR, 2.77; 95%CI, 1.18-10.62)。 BJSQ では仕事の要求度得点が高いことがORを上昇し(OR,1.48; 95% CI, 1.28-1.72)、仕事のコントロールが高いことがORを低下し( OR, 0.66; 95% CI 0.55-0.78)、同僚のサポートが高いことがORを低下した (OR, 0.88; 95% CI, 0.78-1.00)。
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Research Products
(3 results)