2017 Fiscal Year Annual Research Report
Measuring the Impact of Community Participation in Health Facility Planning in Two Rural Districts of Tanzania
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15K08808
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
佐藤 美穂 長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 助教 (40607256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 純久 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90244053)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | タンザニア / 保健計画 / 住民参加 |
Outline of Annual Research Achievements |
エンドライン調査として、2017年10月に研究対象である10か所の保健医療施設に勤務するヘルスワーカーに動機付け調査、患者に満足度調査を実施し、それぞれ51名、254名からデータを収集した。 また、エンドライン調査前の2017年4月末には、採用時の卒業証書を偽造した公務員9,932名が職を解かれ、そのうち7,304名はヘルスワーカーであった。この影響がエンドライン調査にも表れた。エンドライン調査では、全ての施設において、休暇や出張で不在のヘルスワーカーを除き、調査日当日に出勤していたヘルスワーカーの全てが調査に参加したにも関わらず、ベースライン調査時に比べ、その数は3割減少していた。 タンザニアでは新たな政策が発表され、当初の目的であった保健センター年間計画は必ず県総合保健計画に添付することとなり、10か所の施設全てにおいて質の差はあるものの存在した。しかし、保健省のガイドラインが更新され、その内容が保健センターまで周知されていなかったり、保健センター年間計画を策定する保健センター委員会メンバーに十分なオリエンテーションが行き届いていない、など、年間計画の内容の質に今後焦点を当てるべきことが明らかになった。
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