2015 Fiscal Year Research-status Report
Dectin-1を介した選択的Foxl1制御に基づく腸管再生の基礎的検討
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15K08968
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
馬場 重樹 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40422901)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Foxl1 / Schizophyllan / 腸管再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
腸管上皮細胞と間葉系細胞との相互作用(epithelial-mesenchymal interaction)は腸管上皮細胞の分化・増殖に大変重要な因子であり、今回、間葉系細胞である筋線維芽細胞に発現するFoxl1を制御することにより小腸の腸管上皮細胞の分化・増殖を促進させることを研究目的としております。具体的には筋線維芽細胞に発現するDectin-1依存性にSchizophyllan(SPG)というβ-1,3-glucanを担体とし、Foxl1アンチセンスDNA塩基配列を筋線維芽細胞内に導入いたします。Dextran sulfate sodium (DSS)腸炎モデルにFoxl1 アンチセンスDNA 塩基配列とSPG との複合体(Foxl1-LNAs-ODN/SPG_complex)を投与することにより、体重減少を抑制し、また、腸管長や陰窩長の延長を確認しました。今後、Foxl1-LNAs-ODN/SPG_complexを筋線維芽細胞へ導入することにより起こるwnt関連遺伝子の発現変化をin vitroで解析するとともに、in vivoではマウス小腸での分化増殖に与える影響を観察いたします。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウス筋線維芽細胞の単離に時間を要したため、in vitroでの検討が十分に行えていない。in vivoの準備を並行して行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
マウス筋線維芽細胞にFoxl1-LNAs-ODN/SPG_complexを導入し、惹起されるwnt関連遺伝子の発現変化とin vivoではマウスの小腸障害モデルへの投与を行い、再生能力の評価を行う。
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