2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of novel minimally-invasive surgery for gastric cancer using endoscopy and laparoscopy
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15K09061
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
後藤 修 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00589658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 裕也 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20265838)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 癌 / 内視鏡 / 腹腔鏡 / 低侵襲 |
Outline of Annual Research Achievements |
非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術(NEWS)+センチネルリンパ節流域郭清(SNBD)の妥当性を理論的に証明するために以下の研究を行った。 ①本術式の治療成績の評価として、2018年3月までに施行されたNEWS+SNBD計11例における治療成績を解析した。全例において手技を完遂、根治切除率は91%であった。1例で術後の胃排出遅延を認め術後第77病日に幽門側胃切除術が施行された。平均観察期間2.0年において全例無再発生存中であり、本手技の妥当性を確認し得た。成果を学会で発表した。 ②切除後胃癌を用いた捺印細胞診の検討として、切除直後の早期胃癌に対して捺印細胞診を行い、Class IV/Vと診断される割合を検討した。結果、Class IV/V診断率は28%、うち癌幹細胞マーカーであるCD44v陽性細胞を34%に認め、癌幹細胞を含む癌細胞が接触により容易に遊離することが明らかとなった。結果を英文化し受理された。 ③内視鏡治療前後の胃リンパ流変化に関して、生体ブタ12頭を用いて内視鏡的粘膜切除前後のリンパ流の分布を解剖学的に比較検討した。結果、内視鏡治療前後でリンパ流の分布は小弯側でのみ変化を認めた。内視鏡治療後でも概ねNEWS+SNBDが可能であることが示唆された一方で、部位によってはリンパ流が改変される可能性があるため、その適応は慎重にすべきと考えられた。現在英文化中である。 ④胃癌モデルマウスの悪性化と腹膜播種に関する基礎研究として、Ganマウスの胃に切開縫合処置を加えた部位に腫瘍形成を認めたが、明らかな高悪性度腫瘍は形成されなかった。一方、CD44v抑制薬であるsulfasalazineを投与した群で明らかに腫瘍形成抑制効果を認めた。英文化を終え、現在投稿を検討中である。 以上より、当初の研究計画は概ね予定通り遂行できたと考えている。
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Research Products
(10 results)
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[Presentation] Feasibility and efficacy of non-exposed endoscopic wall-inversion surgery (NEWS): a retrospective analysis in 50 gastric lesions2018
Author(s)
Goto O, Kawakubo H, Akimoto T, Fujimoto A, Ochiai Y, Maehata T, Kato M, Kitagawa Y, Yahagi N
Organizer
Digestive Disease Week 2018, Washington DC, USA
Int'l Joint Research
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[Presentation] Easy detachment of cancer stem cells in early gastric cancers via contact with the tumor surface: a cytological analysis of 48 cases2017
Author(s)
Goto O, Shimoda M, Sasaki M, Kiguchi Y, Mitsunaga Y, Akimoto T, Ochiai Y, Fujimoto A, Maehata T, Nishizawa T, Takeuchi H, Kitagawa Y, Kameyama K, Yahagi N
Organizer
Digestive Disease Week 2017, Chicago, USA
Int'l Joint Research
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