2017 Fiscal Year Annual Research Report
Exploration for microRNAs to predict prognosis in ishemic heart failure
Project/Area Number |
15K09062
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
坂田 泰彦 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (90379206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 敏 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (60360343)
杉村 宏一郎 東北大学, 大学病院, 講師 (60375079)
三浦 正暢 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (70647677)
河原 行郎 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80542563)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 虚血性心不全 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
世界に先駆けて超高齢化社会に突入した我が国に於いては近年、虚血性心不全患者が急増し、医療経済を圧迫している。本研究ではこのように現在社会問題となっている虚血性心不全症例の生活の質と生命予後改善のため、虚血性心不全の予後予測に有用なマイクロRNAを同定し、その作用機序の解明を通じて治療への応用を検討した。具体的には虚血性心不全症例の血清を用い、種々の病態において遺伝子発現制御に関与することが明らかになり、また近年バイオマーカーとしても注目を集めている非コードRNAであるマイクロRNAの網羅的解析を行い、虚血性心不全症例の心不全増悪・および死亡リスク予測に有用なマイクロRNAを同定し、心不全症例の治療・予後改善に役立てることを目的とした。
本研究では第二次東北慢性心不全登録研究(CHART-2)研究に登録された慢性心不全およびそのハイリスク症例を対象にその凍結保存血清を用いてマイクロRNAの網羅的解析を行い、虚血性心不全に特異的なマイクロRNAを複数同定した。
現在本研究計画に則った内容をさらに発展させるべく、現在その増加がわが国で顕著である、左室駆出率の保持された虚血性心不全の病態解明と予後予測マーカーの開発に向けて、同定したマイクロRNAの機能解析を行うともに、メタボローム解析結果と合わせた統合解析を行っている。また冠循環におけるマイクロRNAに関しても同じくメタボローム解析結果と合わせた統合解析を行っている。
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Research Products
(2 results)