2017 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of Japan Diet-Based Antihypertensive Diet on Blood Pressure and Its Variability in Subjects With Untreated Normal High Blood Pressure and Stage I Hypertension: A Randomized Controlled Trial
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15K09123
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
梅本 誠治 広島大学, 病院(医), 教授 (90263772)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川野 伶緒 広島大学, 病院(医), 講師 (00744210)
河村 敦子 山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90509530)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 高血圧 / 減塩食 / 日本食 / 降圧効果 / 血圧変動性 / 家庭血圧 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
【目的】本研究目的は、日本食パターンに基づくDASH-JUMP食の多面的効果を通常食（C）群を対照としたランダム化並行群間比較試験において検証し、血圧変動性を探索的に検討した。【方法】対象は、40歳以上74歳以下の未治療正常高値血圧およびI度高血圧患者41名（男性23名、正常高値血圧23名、平均年齢49.9±7.8歳）。C群、本食（魚ハンバーグなし）1回/日（1食群）、本食（魚ハンバーグ有り）2回/日（2食群）を5日/週の3群に分け、介入期間2ヶ月、後観察期4ヶ月とした。研究開始時、介入２ヶ月後と後観察期4ヶ月後にBMI、腹囲、血液・尿検査と診察室血圧を測定した。家庭血圧は、HEM-7251Gを用いたMedicalLINKにて測定した。主要評価項目は血圧降下度、副次評価項目は家庭血圧値に基づいて算出した血圧変動性、体重（BMI）、脂質値、血糖値、行動変容、EPA/AA比の推移とした。【結果】C群15名、1食群13名、2食群13名で、被験者背景に差はなかった（収縮期血圧；C:132.6±15.4、食:130.9±10.7、2食:134.9±12.5、P=NS）。介入後BMIが2食群でCおよび1食群に比し4％低下したが（P<0.01）、その他の指標は介入後と後観察後も差がなかった。一方、早朝収縮期家庭血圧はC群に比し、2食群で介入後に最も低下し（129.8±10.1→122.3±13.6）、後観察後も効果が持続した（119.8±15.5、P<0.0000）。血圧変動性は、介入期間および後観察期間いずれもC群に比し1食群、2食群で低下した（P<0.01）。行動変容は、介入後2食群が最も高値となったが、後観察後には前値に復し、他の2群は介入後、後観察後と漸増した（P=NS）。【考察・結論】前向き観察研究では、降圧・減量効果だけでなく、代謝指標も改善したが、本研究の結果、DASH-JUMP食は、未治療正常高値血圧およびI度高血圧患者において降圧・減量効果だけでなく、血圧変動性を減少させ、介入後4ヶ月間継続することが示された。代謝指標については、対照群と差がなかった。
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