2017 Fiscal Year Annual Research Report
Prevalence of COPD and subclinical arteriosclerosis in Japanese general population
Project/Area Number |
15K09171
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
中野 恭幸 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (00362377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 恵美子 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (00378671)
上島 弘嗣 滋賀医科大学, アジア疫学研究センター, 特任教授 (70144483)
久松 隆史 島根大学, 医学部, 准教授 (60710449)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 慢性閉塞性肺疾患 / 呼吸機能検査 / 動脈硬化 / 脳MRI / 白質病変 / ラクナ梗塞 |
Outline of Annual Research Achievements |
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は近年その患者数が増加している疾患である。わが国におけるCOPD の主たる原因は喫煙であるが、日本人一般住民の喫煙率は米国と比較して著しく高い。また、COPD は発症までには通常長期間の喫煙歴が必要とされるため、高齢者に多い病気となっている。わが国は急速な超高齢化社会を迎えており、COPD 患者数は今後ますます増加し、わが国にとって非常に重大な問題となることが予想される。このような状況に鑑み、第2 次健康日本21 において、がん、糖尿病、循環器疾患に次ぐ第4 の疾患としてCOPD が取り上げられるに至った。 今後のわが国におけるCOPD 対策を立案するための基礎資料として、また、わが国と他国の比較を行ううえで、COPD の有病率を知ることは非常に重要である。しかし、わが国の住民の多くが居住する都市部での研究結果はほとんどない。そこで、地域住民から無作為に抽出された一般住民を対象とした疫学研究(Population-based study)により、気管支拡張薬吸入後のスパイロメトリーを用いてCOPD の有病率を明らかにする事が非常に重要である。また、全身性炎症疾患と言われるCOPD と動脈硬化性疾患との関係を明らかにする事も重要な課題である。 そこで、滋賀県草津市在住の40歳以上の一般男性住民を対象として行われている疫学研究(Shiga Epidemiological Study of Subclinical Atherosclerosis= SESSA 研究)において、約500名を対象として呼吸機能検査や脳MRI検査を行った。その結果、約15%がCOPDであると考えられた。また、非喫煙者においては、呼吸機能の低下と、潜在性動脈硬化指標である脳MRI検査における白質病変やラクナ梗塞が増加する傾向があることが明らかとなった。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Reduced Lung Function and Cerebral Small Vessel Disease in Japanese Men: the Shiga Epidemiological Study of Subclinical Atherosclerosis (SESSA)2018
Author(s)
Ruriko Seto-Yukimura, Emiko Ogawa, Takashi Hisamatsu, Sayuki Torii, Akihiko Shiino, Kazuhiko Nozaki, Akira Fujiyoshi, Katsuyuki Miura, Yasutaka Nakano, Hirotsugu Ueshima, on behalf of the SESSA Research Group
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Journal Title
Journal of Atherosclerosis and Thrombosis
Volume: 25
Pages: online
DOI
Peer Reviewed / Open Access