2015 Fiscal Year Research-status Report
病的副甲状腺のメガリン発現抑制機序の解明-VDR、CaRによる調節機構の検討
Project/Area Number |
15K09295
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
稲葉 雅章 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (00176405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今西 康雄 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (50326253)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | メガリン |
Outline of Annual Research Achievements |
副甲状腺細胞膜上のメガリンは、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌調節に寄与する。また、副甲状腺アデノーマや2次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)患者の副甲状腺では、メガリンの発現が低下し、これらの病態に関与すると考えられるが、メガリンの発現調節機構は未解明である。本研究では、これら病的副甲状腺におけるメガリン発現低下の原因を解明するために、①副甲状腺機能亢進症の進展に伴う副甲状腺メガリン発現の変化と、その他の受容体との関連.②副甲状腺におけるメガリン発現がビタミンDシグナルにより調節されるか?③副甲状腺におけるメガリン発現がCaRを介して調節されるか?について検討いる。現在、副甲状腺メガリン発現を免疫染色法にて半定量し、原発性副甲状腺機能亢進症においては、正常副甲状腺と比較し発現の低下、2次性副甲状腺機能亢進症においては、さらに発現が低下していることを認めた。 また、ヒト副甲状腺初代培養細胞系を用いて、検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
既に、メガリン発現の半定量化に成功している。また、ヒト副甲状腺初代培養細胞系も立ち上げが済み、実験が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
副甲状腺組織におけるVDR,1-alpha hydroxylaseの染色を行い、メガリンと同様、半定量化を行う。 ヒト副甲状腺初代培養細胞系においては、メガリンの機能を抑制するRAPの、PTH分泌への影響を検討していく。
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Causes of Carryover |
残金を用いてキット購入を検討していたが、残金よりもキット代金が高かったため、次年度に繰り越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
キット購入を行う。
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[Journal Article] Association between poor glycemic control, impaired sleep quality, and increased arterial thickening in type 2 diabetic patients.2015
Author(s)
Yoda K, Inaba M, Hamamoto K, Yoda M, Tsuda A, Mori K, Imanishi Y, Emoto M, Yamada S
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Journal Title
PLoS One
Volume: 10
Pages: e0122521
DOI
Peer Reviewed / Open Access