2016 Fiscal Year Research-status Report
パーキンソン病とサーカディアンリズムに関する大規模調査
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15K09356
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
形岡 博史 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (30364061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐伯 圭吾 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60364056)
刀根 庸浩 奈良県立医科大学, 医学部, 特任助手 (50630498) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | パーキンソン病 / サーカディアンリズム / コントロール健常者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、PD患者(160人)を対象にサーカディアンリズム指標を測定し、コントロール健常者(既存コホート1000人)と比較することでPDがサーカディアンリズムに及ぼす影響を明らかにすることである。 研究計画で予定されていた本年度目標のPD患者80人について以下の主要項目測定が完了した。PD 臨床情報(Hoen-Yahr ステージ・UPDRS スコア・1 日ドーパミン換算量・罹患期間・認知機能)、虚血性心疾患、脳卒中、がんの既往、服薬内容、飲酒・喫煙歴、教育歴、世帯所得、シフトワーク歴、レム睡眠行動異常症、うつ症状、睡眠(PDSS)、疲労、アパシー、日中の眠気(エプワース眠気質問票)、睡眠の質(ピッツバーグ睡眠調査票)、クロノタイプ(朝型夜型質問票)、空腹時採血(血糖、HbA1c、中性脂肪、LDL/HDL コレステロール)、身体計測、アクチグラフ、環境照度、尿中メラトニン代謝産物濃度など。また、これらの測定データを整理した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定されていた80 名のPD患者について主要項目測定が完了したため。研究協力者と研究プロトコル立案から共同で実施しており連携が取れている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度および平成28年度に測定完了したPD患者160名のデータを整理する。さらにコントロール健常者との比較分析を進める。
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Causes of Carryover |
検体測定がやや遅れており、今年度残金を次年度に持ち越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
やや測定が遅れている尿中メラトニン代謝産物濃度などを測定する。国内外の学会に研究成果を発表する。
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