2016 Fiscal Year Research-status Report
誘導γδT細胞を用いたがん化学療法腸管免疫療法の開発
Project/Area Number |
15K09570
|
Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
今滝 修 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60437697)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植村 麻希子 香川大学, 医学部, 助教 (00710188)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | γδT細胞 / 細胞免疫療法 / がん化学療法 / 自然免疫 / 腫瘍免疫 / 感染症 / 免疫不全 / 日和見感染症 |
Outline of Annual Research Achievements |
がん化学療法中患者において院内感染やアウトブレイクがどのように伝播するかを確認するために、当科で経験したESBL耐性遺伝子伝播による複数菌種のアウトブレイクについて分子微生物学的に解析した。その結果病棟内アウトブレイクだけでも、クローナルアウトブレイクと非クローナルアウトブレイクがあることが分かった。 次に、がん化学療法中患者の骨髄液や末梢血からγδ細胞を抽出してそのγδ細胞の細胞生物学的な特徴を確認した。実臨床に用いるレベルでのγδ細胞の誘導は困難であったことから、初発時のγδ細胞の量とその後の臨床的アウトカムを、2012年からの血液疾患症例を用いて前向きに検討した。 さらに本年度において腸管内細菌叢のメタゲノム解析を行い、プレバイオティクスとプロバイオティクスが腸管免疫や宿主免疫に与える影響を解析する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定したγδ細胞の増力がみられず、体内での内因性γδ細胞と患者治療アウトカムとの関連を調べることとした。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度において腸管内細菌叢のメタゲノム解析を行い、プレバイオティクスとプロバイオティクスが腸管免疫や宿主免疫に与える影響を解析する予定である。
|
Causes of Carryover |
最終年度の研究を実施するため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
血液腫瘍性疾患患者のγδT細胞の解析に使用する。
|
Research Products
(15 results)
-
-
-
-
[Journal Article] CDR3β sequence motifs regulate autoreactivity of human invariant NKT cell receptors.2016
Author(s)
Chamoto K, Guo T, Imataki O, Tanaka M, Nakatsugawa M, Ochi T, Yamashita Y, Saito AM, Saito TI, Butler MO, Hirano N.
-
Journal Title
J Autoimmun
Volume: 68
Pages: 39-51
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-