2016 Fiscal Year Research-status Report
クラッベ病における骨髄移植を越える新規治療法の開発
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15K09594
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
近藤 洋一 大阪医科大学, 医学部, 教授 (40284062)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | クラッベ病 / 骨髄移植 / 髄鞘修復 / オリゴデンドロサイト前駆細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者は本年度4月より、岡山大学から大阪医科大学解剖学教室へと研究施設を移った。新しい教育業務、実験室の整備、研究開始のための各種申請、動物コロニーの立ち上げ等、種々の要因のために本年度の研究の進捗はほぼなかった。しかしこれまでの研究データをまとめて、クラッベ病に対する細胞移植による髄鞘修復に関して1報の論文を発表した (Myelin repair by transplantation of myelin-forming cells in globoid cell leukodystrophy. Kondo Y and Duncan ID. J. Neurosci. Res., 94:1195-202, 2016)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記のように研究代表者は本年度4月より、岡山大学から大阪医科大学へと研究施設を移った。新しい教育業務、実験室の整備、研究開始のための各種申請、動物コロニーの立ち上げ等、種々の要因により研究は遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
申請者が提案していた骨髄移植と他の方法の組み合わせによってクラッベ病の治療効果を相乗的に改善することについては、米国のグループから類似した報告がなされたため、治療法のアプローチを変える必要があると考えている。今後は、本研究の臨床的意義を強調するため、ヒト由来のグリア前駆細胞をマウスの移植に用いることを考えている。
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Causes of Carryover |
研究代表者は本年度4月より、岡山大学から大阪医科大学解剖学教室へと研究施設を移った。新しい教育業務、実験室の整備、研究開始のための各種申請、動物コロニーの立ち上げ等、種々の要因のために本年度の研究の進捗はほぼなかった。したがって助成金を使用することができなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究環境については次年度は整っているので、進捗の遅れを取り戻すよう申請計画にしたがって研究をすすめる予定である。
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