2017 Fiscal Year Annual Research Report
Functional Significance of Interaction between MYCN and AZ2 in Neuroblastoma Cells
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15K09666
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
村井 法之 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60300927)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 神経芽細胞腫 / MYCN / アンチザイム2 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、再度神経芽細胞腫細胞株(KellyおよびSH-SY5Y細胞)を用いてゲノム編集技術によりアンチザイム2(AZ2)ノックアウト細胞の樹立を試みた。96穴細胞培養プレートにゲノム編集処理を施した細胞をシングルセルになるように培養した。増殖した細胞を24穴プレートに植継ぎ、ゲノムDNAが精製できるレベルまで培養した。それらの細胞からゲノムDNAを精製しPCRによりゲノム編集されていると予想される領域を増幅させ、配列をチェクした。しかし塩基配列の欠失などは確認されなかった。AZ2ノックアウト細胞は、Xenograftマウスモデル実験でAZ2欠損による神経芽細胞腫増殖能を解析するために作成を試みていたが、難航が予想されたため、siRNAを用いたAZ2ノックダウンで効果のある配列をshRNAに使用してAZ2shRNA安定発現神経芽細胞株を樹立する方法に変更した。遅れてはいるが、現在AZ2shRNA細胞株を作製中である。細胞樹立後にヌードマウスを用いてXenograftマウスモデル実験を行う予定である。その他論文作成のため、これまでに結果の出ている、AZ2によるMYCNの分解促進、AZ2とMYCNの相互作用と核や核小体への共内局在、軟寒天培地を用いたコロニー形成能がAZ2のノックダウンで促進されることを示した解析の再実験を行ないデータ収集した。Xenograftマウスモデル実験の解析が終わった時点で論文にまとめ投稿予定である。形式上の研究機関は終了したが、引き続き論文作成に向け研究を進める。
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