2017 Fiscal Year Annual Research Report
determination of irradiation route for lineac-driven dynamic 3d non-coplanar treatment with collison detection between lineac and couch
Project/Area Number |
15K10009
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Research Institution | Kyoto College of Medical Science |
Principal Investigator |
澤田 晃 京都医療科学大学, 医療科学部, 教授 (80543446)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 3次元動的回転照射 / 危険度マップ |
Outline of Annual Research Achievements |
動的な3次元回転照射に対して照射軌道に沿った積算線量分布から照射軌道を決定するアルゴリズムを考案し、ソフトウェアを実装して原理実証した。3次元モデルで作成した各臓器の点群と線源からの照射放射線の照射位置を経度と緯度の極座標で表現して、経度を横軸、緯度を縦軸とする2次元マップを作成し、各臓器の危険度を示す危険度マップおよび探索マップを生成した。危険度マップの精度を上げるため、DICOMの構造データから各臓器の体積を近似し、実際の体積との比較を行った。ファントムデータを用いた放射線治療計画に対する相関係数および点近似法を用いて作成したマップの2地点の危険度と平均線量を比較した。次に、A*アルゴリズムと探索マップを用いて照射経路を探索し安全な照射経路を探索する、照射経路探索機能を実装し、幾つかの条件下で検証した。そして、生成した危険度マップにおいて、高危険度の領域への照射は最小限に抑制し、低危険度の領域を中心に照射されることを確認できた。また、各臓器の危険度の重みを可変にすることにより、それらを足し合わせたトータル危険度に応じてマップ濃淡を変化させることが可能となった。また、トータル危険度の閾値を変更させることにより、探索照射経路の調整が可能であることを確認した。更に、本研究と関連し、対象治療装置における画質と被ばく線量に関する定量的な考察およびロバスト性の高い金マーカー検出アルゴリズムに関して、各々論文を投稿し採択された。
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