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2017 Fiscal Year Research-status Report

酸化ストレスを基盤としたメタボリック症候群による乳癌発症機序の解明

Research Project

Project/Area Number 15K10068
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

丸山 達也  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員講師 (80265818)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords酸化ストレス / 慢性炎症 / メタボリック症候群 / がん / 生活習慣 / 遺伝素因
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、メタボリック症候群によって亢進する酸化ストレスや慢性炎症が、乳がんの発症に関与しているか否かを検討することを目的とする。
研究代表者が計画当初のエフォートを投入することが出来なかったため、より効率的な研究遂行と有意義な結果を導出するための方策を検討してきたところ、H29年度は学内におけるゲノムを含む臨床データをいかに細胞機能の解析に活用するかについてバイオインフォマティクスの観点を含めin silicoでの検討の可能性を検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究代表者の異動により計画当初のエフォートを用いることが出来なかったため、より効率的な研究遂行と有意義な結果を導出するための方策を検討してきたところ、H29年度は学内におけるゲノムを含む臨床データをいかに細胞機能の解析に活用するかについてバイオインフォマティクスの観点を含めin silicoでの検討を先行させた。

Strategy for Future Research Activity

H30年度はH29年度に検討したより効率的な解析方法を用いて本研究目的に向けた研究を遂行予定である。
新たな症例収集から最終的な解析までを1年間で終了させることは困難であることから、まず症例については、すでに外来を受診し、臨床データの臨床研究への使用に同意している乳がん症例の中から組み入れ基準に該当する症例を選択する。臨床データ、検査データは既存のデータを可及的に収集するものとする。
細胞機能について、Bリンパ球の不死化細胞株を樹立してそれを用いた解析を予定していたが、不死化細胞株樹立には時間を要するため、先にすでにあるゲノム検体を用いて、遺伝解析を行い、遺伝子変異が細胞機能と関連していることがより明らかと思われる分子について、遺伝子発現解析やROSの産生能等の細胞機能を解析する。

Causes of Carryover

研究代表者の異動により計画当初のエフォートを用いることが出来なかったため、より効率的な研究遂行と有意義な結果を導出するための方策を検討してきたところ、H29年度は学内におけるゲノムを含む臨床データをいかに細胞機能の解析に活用するかについてバイオインフォマティクスの観点を含めin silicoでの検討を先行させた。
H30年度は研究を完結できるように、ゲノム解析及び、細胞機能解析の検体数を絞りながら研究を遂行する。今後の研究の推進方策に記載したように、まず既存の臨床データを可及的に収集し、既存のDNA検体を用いてゲノム解析を行う。細胞機能測定、遺伝子発現には試薬類、実験器具等の消耗品として1,303千円を予定し、残りは主にゲノム解析に使用予定とするが、近年ジェノタイピングシークエンシングなどより安価にジェノタイピングを可能とする手法も考慮し、なるべく多くの症例を解析できる方法を用いることとする。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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