2015 Fiscal Year Research-status Report
癌個別化治療を目指したHOXB9によるCellularSenescence誘導
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15K10072
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
千葉 斉一 東京医科大学, 医学部, 講師 (90348665)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Cellular Scenesence / p21/p53 |
Outline of Annual Research Achievements |
HOXB9を導入した乳腺上皮細胞MCF10Aにおいてp21,p16,PML以外の細胞周期チェックポイント機構のパラメータ(p53,Cyclin D,Cyclin E,Rb)の発現量をPCR法により計測し,HOXB9を導入していないコントロール細胞と比較検討したところ、有意なパラメーターは認めなかった。以上より以前の結果と総合して、p21が主なScenesenceのパラメーターであることが推察された。 また、HOXB9導入細胞にp21をノックアウトし,それによるCellular Senescenceと細胞周期の変化を検討した。その結果p21をノックアウトすることによりGⅠ期が減少し、S期やG2期の細胞が増加を認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
p21,p16,PML以外の細胞周期チェックポイント機構のパラメータ(p53,Cyclin D,Cyclin E,Rbなど)の発現量をPCR法で測定するまでの環境を整えるのに時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度には、HOXB9高発現細胞株に対してHOXB9をノックダウンして、p21の増減や細胞周期の変化を検討する予定である。さらにはCellular ScenesenceとStem cell populationの変化を検討する予定である。
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Causes of Carryover |
PCRの計測に時間を要し、当初の予定よりも進行が遅くFlow Cytmetryなどの実験まで本年度に行えなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度の予定で達成しなかった実験も含めて、次年度以降の研究計画に従って遂行・使用する予定である。
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