2017 Fiscal Year Annual Research Report
Clinical application of candidate stem cell markers for detection of circulating tumor cells in esophageal cancer.
Project/Area Number |
15K10088
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
奥村 知之 富山大学, 附属病院, 講師 (10533523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋田 裕 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30216072)
塚田 一博 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (90171967) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 末梢血液循環癌細胞 / 食道癌 / 胃癌 / 幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
p75NTRをマーカーとして食道癌幹細胞を分離し静止期細胞が含まれることを示し(Clinical Cancer Research 2006、Dis Esophagus 2014、Int J Oncology 2016)、さらに抗体とDNA選択的染色試薬を組み合わせることでp75NTR陽性静止期癌幹細胞をviable な状態で分離することに成功した(Int J Oncology 2017)。 続いて血液混和培養細胞を用いて単核球層分離とゲート設定を行い癌細胞の検出精度を確認したうえで(Methods Mol Biol 2017)、食道癌患者より末梢血液5mlを採取し、EpCAM+/p75NTR+をマーカーとして臨床病理学的悪性度と相関するCTCを検出し、セルソーターを用いて分離した細胞が異形細胞であることを確認した(World J Surgical Oncology 2016、Oncology Letters 2017, Int Surgery 2018)。 さらに、シリコン型マイクロ流体チップの流路に抗体を固定化し細胞を補足する微小流路デバイスを開発し、食道癌症例を対象にEpCAM/p75NTRをマーカーとしてCTCを検出し臨床病理学的悪性度との相関を報告した(Molecular and Clinical Oncology 2016、CTC臨床応用研究会2017)。 また、胃癌について癌幹細胞マーカーCD44を用いて臨床病理学的悪性度と相関するCTCを検出し、セルソーターを用いて分離した細胞が異形細胞であることを確認した(Oncology Letters 2017)。
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Research Products
(6 results)