2016 Fiscal Year Research-status Report
MMP-9の発現に関わるmiRNAに着目した食道癌 新規診断・治療法の検討
Project/Area Number |
15K10118
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
宮下 正夫 日本医科大学, 医学部, 教授 (70229847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀場 光二 日本医科大学, 医学部, 助教 (10328833)
山田 真吏奈 日本医科大学, 医学部, 講師 (70508621)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 外科 / 食道癌 / MMP-9 / miRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト食道扁平上皮癌由来細胞株(TE-1, TE-4, TE-5, TE-6, TE-8, TE-9, TE-10)を用いてがんの浸潤・転移にかかわる上皮間葉転換関(Epithelial mesenchymal transition:EMT)連遺伝子EMMPRIN/CD147, MCT-1, MMP-9の発現量をウェスタンブロットで測定した。その結果、細胞株によるEMT関連遺伝子の発現の差異が確認された。現在、細胞増殖能の確認を増殖測定キットで測定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験補助員を雇用後、miRNA採取の手技修得に時間を要した為、研究計画書の実験を全て年度内に完了することはできなかったが、全体の研究進行度としては概ね順調に進展しているものと考えられた。
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Strategy for Future Research Activity |
ヒト食道扁平上皮癌由来細胞株のうち増殖能とEMMPRIN/CD147, MCT-1, MMP-9の発現量の比較後、miRNAの網羅解析を行い、miRNAの発現とEMT関連遺伝子発現との関係を明らかにする予定である。miRNAの網羅解析用の検体は採取済みであり、来年度内には一定の成果が得られる予定である。
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Causes of Carryover |
miRNAの網羅解析の受託解析料分の差額が次年度繰越金となってしまった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度繰越金は、本年度行う予定であったmiRNAの網羅解析の受託解析料および次年度の消耗品に充当する予定である。
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