2016 Fiscal Year Research-status Report
Warburg効果関連microRNAおよび標的遺伝子群の同定と臨床応用の確立
Project/Area Number |
15K10120
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
内山 和久 大阪医科大学, 医学部, 教授 (80232867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤尾 幸博 岐阜大学, 大学院連合創薬医療情報研究科, 教授 (00222505)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | microRNA / Warburg効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.PTB1関連microRNAsであるmiR-1,-133bが大腸がんでがん抑制的に機能していることを見出した。PTBP1が大腸腫瘍(ポリープも含め)で発現亢進していることを見出した。miR-1,-133bがPTBP1の発現抑制を介して、Warburg効果を調節いていることを見出した。 これらの事実によりPTBP1は大腸がんの発がん初期に関わる重要ながん抑制遺伝子であることが示唆されたのと同時にその発現機構にmiRの発現異常が深く関わっていることが示唆された。 2.様々な抗がん剤耐性株でPKM1が耐性機序及び、マーカーとして機能していることを見出した。 3.RNAヘリケースであるDDX6はこれまで大腸がんでがん遺伝子として機能していることを報告してきたが、胃がんにおいても発現が亢進していることが明らかになった。更に、Warburg効果のみならず、様々ながん遺伝子機能を有するc-Mycとの関連性が明らかになりつつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大腸がんにおいて、miR-1,-133bががん抑制的に機能していることを見出し報告した。 またこれらのmiRは、Warburg効果で中心となっているであろう、PTBPを標的とすることで、Warburg効果を調節していることを明らかにした。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、RNAヘリケースであるDDX6が胃がんにおいて発現亢進しており、Warburg効果の中心遺伝子であるとc-Mycとの関連性を解析しているため、これを中心に検討を進める。 PKM1の抗がん剤耐性機構に関しても、更に深く追及していく。 更に、miR-145がWarburg効果関連遺伝子を調節していることを見出しており、これらのmiRを主体として臨床応用への可能性を検討していく。
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Causes of Carryover |
翌年にまとまった試薬および実験器具を購入する予定のため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品費のほかに、旅費、人件費などにも使用する予定
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] PTBP1-associated microRNA-1 and -133b suppress the Warburg effect in colorectal tumors.2016
Author(s)
Taniguchi K, Sakai M, Sugito N, Kumazaki M, Shinohara H, Yamada N, Nakayama T, Ueda H, Nakagawa Y, Ito Y, Futamura M, Uno B, Otsuki Y, Yoshida K, Uchiyama K, Akao Y.
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Journal Title
Oncotarget
Volume: 7(14)
Pages: 18940-52
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] PKM1 is involved in resistance to anti-cancer drugs.2016
Author(s)
Taniguchi K, Sakai M, Sugito N, Kuranaga Y, Kumazaki M, Shinohara H, Ueda H, Futamura M, Yoshida K, Uchiyama K, Akao Y.
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Journal Title
Biochem Biophys Res Commun.
Volume: 473(1)
Pages: 174-80.
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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