2016 Fiscal Year Research-status Report
頚部内頚動脈のプラーク性状についての流体力学的研究
Project/Area Number |
15K10288
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
斉藤 敦志 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (60375053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新妻 邦泰 東北大学, 医学系研究科, 助教 (10643330)
杉山 慎一郎 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30623152)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 頸動脈 / プラーク |
Outline of Annual Research Achievements |
頸動脈プラークの性状についてプラークの不安定性とエコー所見、MRI所見、動脈硬化因子のひとつである、LOX1の発現との関連について検討を継続している。術前の頸動脈エコーの放射線学的診断と内膜剥離術後の検体における、マクロ所見と病理学的所見、LOX1の発現について免疫組織学的検討を追加しデータの集積を行っている。 頸動脈狭窄症における内膜剥離術後の頸動脈プラークを用いて免疫組織学的検討を行っているが、LOX1の発現は頸動脈プラークにおいて不安定性の高いと術前に示唆された部分でより強い傾向がある。現時点では、MRIと頸動脈エコー所見を術前評価に用いているが、頸動脈エコー所見との相関が示唆される結果が得られている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
放射線学的所見と手術検体による免疫組織学的検討はデータを集積しているが症例数が今だ少ない。
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Strategy for Future Research Activity |
流体力学的解析について解析の追加を可能な限り行う方針である。
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Causes of Carryover |
物品費、旅費ともに当初予定していた準備に経費が掛からなく済んだため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究に必要な物品を再度、評価し免疫組織学的評価では有用と判断される抗体の購入に充てて、研究物品費を拡充する予定である。
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