2017 Fiscal Year Annual Research Report
Prediction of the outcome of flow diversion surgery using computational fluid dynamics
Project/Area Number |
15K10293
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
庄島 正明 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80376425)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 血流変向術 / Flow diverter / バイパス手術 / 脳動脈瘤 / シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
1.第35回Mt.Fuji Workshop on CVDにて行った脳動脈瘤の血流動態と血流変更術に関する講演の内容を論文化して発表した(The Mt.Fuji Workshop on CVD vol.35 脳動脈瘤のoptimal treatment 2016 治療の標準化と最適化をめざして ISBN0289-8438)。 2.Flow diverter(FD)を用いた血流変更術では、デバイスそのものだけでなく、デバイスの留置手技にその効果が影響を受ける。留置手技の違いがシミュレーションへ及ぼす影響に関して専門家の意見を聴取した。Braided stentの留置手技では、血管壁に密着させて留置できるかという点と、ステントのピッチを短縮させて留置できるかという点に分けられるが、通常は血管壁に密着して留置されるため前者の影響は少ないとのことだった。後者の影響は、術前シミュレーションと術後シミュレーションの比較で評価すべきであろうと思われた。 3.FDを用いた血流変向術のシミュレーションの妥当性を確認するため、実態モデルを用いた流体実験に関して専門家に相談した。実験に必要なFDが非常に高価であるために実施できなかった。 4.13th International Conference on Cerebrovascular Surgeryで脳動脈瘤の血流動態に関して講演した。 5.平成28年度に解析したFDによる血流変向シミュレーション2症例に関して14th WFITN 2017 Congressにて発表を行った。 6.これまでは外科的血流変向術とFDを用いた血流変向術を別々に行っていたが、平成29年度は外科的変更術とFDを用いた血流変更術の両方を組み合わせてシミュレーションを行うことを2症例で成功した。
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