2016 Fiscal Year Research-status Report
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15K10434
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
生越 章 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任教授 (80323963)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | CDK4 / 骨軟部肉腫 |
Outline of Annual Research Achievements |
①CDK4の発現 現在まで120例の臨床検体の解析を行いうち10例に過剰発現を確認しそのうち8例が脂肪肉腫であり、2例にその他の組織の組織系が含まれた。さらに検体数を増やして現在解析を追加中である。Rbタンパクの発現解析に関しては免疫組織化学用の抗体を購入して、その発現の低下が証明されている網膜芽細胞腫の検体をもいいた条件設定を施行している。 ②CDK4阻害剤の抗腫瘍効果 脂肪肉腫NDDLS1に対する阻害剤LY2835219のIC50=19.50561μmol/l、PD0332991のIC50= 45.7674μmol/l 、線維肉腫HT1080に対するLY2835219 のIC50=17.71uM PD0332991のIC50=50.64uM、対象とした乳がん細胞では腫瘍増殖抑制効果が認められなかった。すなわち乳がんに比しては抗腫瘍効果が期待されたが線維肉腫に対する優位性は確認できなかった。その他の肉腫細胞(滑膜肉腫、悪性末梢神経鞘腫瘍)に関する感受性試験を現在施行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予想に比して 脂肪肉腫に対するCDK4阻害剤の作用は 他の悪性腫瘍に対して突出した作用とはいいがたい。 1:使用している細胞がCDK4依存による細胞増殖経路以外の腫瘍増殖シグナルの賦活化をきたしている可能性がある。 2:その場合、他の脂肪肉腫細胞を用いた実感が有用な可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
CDK4およびその間連分子の発現解析はさらに症例数を増やして解析していく。 他の脂肪肉腫細胞の樹立を自ら施行しながら、他の薬剤の効果をも解析していく。
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Research Products
(6 results)