2016 Fiscal Year Research-status Report
人工心肺における白血球・血小板機能障害誘発機構の基礎的解明
Project/Area Number |
15K10547
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
板橋 俊雄 東京医科大学, 医学部, 助教 (00439738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内野 博之 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60266476)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ミトコンドリア / 血小板 / j人工心肺 / 心臓血管手術 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は心臓血管手術における人工心肺による白血球、血小板機能障害への影響を、ミトコンドリア酸素消費量を測定し呼吸能を解析することで解明するものである。 ミトコンドリア酸素消費量は、高感度ミトコンドリア酸素呼吸測定装置を用いて測定するが、これまで測定手順の確立、測定手技の向上のため、スウェーデン ルンド大学の研究協力者を交えて行うなど、本実験に向けての準備をしたが、ミトコンドリア酸素呼吸測定装置の不具合が発生し、研究計画に遅延を生じた。高感度ミトコンドリア測定装置の不具合に対し、ルンド大学の研究協力者と再度連携をとり、問題解決した。実験再開後は順調に症例数を消化しているが、症例数に限りがあり、いまだ研究の遅れを回復していない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
初年度の高感度ミトコンドリア酸素呼吸測定装置の不良はスウェーデン ルンド大学の研究協力者を交えて対応して解消した。現在は順調に症例を重ねているが、症例数に限度があり、研究の遅延を解消できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は順調に症例数をこなしているが、初期の高感度ミトコンドリア酸素呼吸測定装置のトラブルによる研究遅延が解消できていない。 症例数に限りがあるため、対象症例の拡大も検討課題である。
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Causes of Carryover |
初年度の高感度ミトコンドリア酸素呼吸測定装置トラブルによる研究遅延で、現在までの症例数が予定を下回っているため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
目標症例数に達するまでの費用、および測定後の統計その他処理に対し使用予定。研究遅延により使用時期が後ろ倒しになっている。
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