2017 Fiscal Year Research-status Report
人工心肺における白血球・血小板機能障害誘発機構の基礎的解明
Project/Area Number |
15K10547
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
板橋 俊雄 東京医科大学, 医学部, 助教 (00439738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内野 博之 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60266476)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ミトコンドリア / 血小板 / 人工心肺 / 心臓血管手術 |
Outline of Annual Research Achievements |
心臓血管手術では、人工心肺、低体温などの影響で血小板機能障害がおこり、止血凝固系異常が生じて、術中術後の止血に難渋することもあるが、そのメカニズムは不明な点が多い。 高感度ミトコンドリア酸素呼吸測定装置によりミトコンドリア酸素消費量を測定し、呼吸能を解析する。 研究初年度に機器の不良により大幅に研究が遅延した。その後は、対象手術が予定よりも少なかったため、遅延を回復するに至っていない。 昨年度中に、予定症例数30例には達したものの、除外症例が発生したため、追加で残り症例を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
機器のトラブルにより、初年度の症例数が大幅に予定を下回り、大きく遅延した。その後、機器トラブルは改善したが、対象となる手術数が予想を下回ったため、さらなる遅延をきたした。
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Strategy for Future Research Activity |
機器やテクニカルな面では現在、問題なく順調に研究は進んでいる。しかし、対象手術が予想を下回った状態が続いているため、研究期間の延長はやむを得ないものと考える。 除外症例となった症例数を今年度は早急に追加で行う。
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Causes of Carryover |
研究が遅延し、症例数がまだ少ないため、経費が少ないが、今後、必要となる。また、症例数が達成したのちは、統計解析などのデータ解析を行うため、その費用も今後発生する。
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