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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Functional bladder regeneration with tissue engineering urothelium using human amnion: a study on dogs

Research Project

Project/Area Number 15K10623
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

上仁 数義  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (90324590)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 憲市  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40727434)
影山 進  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50378452)
河内 明宏  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90240952)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords膀胱再生 / 泌尿器再建 / 足場材料
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、膀胱癌摘出時あるいは神経因性膀胱時の膀胱拡大術において、腸管を用いない新たな方法を見つけるために、羊膜シートと生体吸収性足場材料ポリ乳酸とカプロラクタムの共重合体P(LA/CL)を用いた瘢痕化の起こらない、収縮・弛緩の可能な膀胱組織の再生することを目的として研究を行った。
まず、口腔から各口腔粘膜細胞と胃から胃平滑筋細胞の初代培養を行った。その結果、各口腔粘膜細胞と胃平滑筋細胞は良好に細胞増殖し、十分な細胞数を確保することが可能であった。また、in vitroでその細胞を各材料(羊膜シート、P(LA/CL)シート)上に播種し、HE染色にて材料上の細胞を確認したところ、各細胞が乗っていることを確認することが出来た。さらに、その細胞を播種した材料を上皮:羊膜シート、中間:大網、筋層:P(LA/CL)の順に重ね合わせ、腹腔内大網にロールし、3週間熟成させた。その後、その組織を切り開き、層構造をサイトケラチン染色、α-SMA染色で確認したところ上皮はサイトケラチンが陽性で筋層はα-SMAが陽性であった。ゆえに、層構造を作製することが可能であった。
膀胱上部から膀胱三角部まで切り込みを入れ、大網にロールした組織を上から覆い縫合し、予後の経過を確認したところ、6ヶ月の間、合併症の併発等は確認されなかった。また、術後6ヶ月に膀胱鏡にて、膀胱内の状態を確認したところ、多少の組織の腫脹は見られるものの、膀胱拡大出来ていることを確認することが出来た。

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Published: 2018-12-17  

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