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2015 Fiscal Year Research-status Report

腎組織幹細胞における病的ストレス制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 15K10641
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

荒木 元朗  岡山大学, 大学病院, 講師 (90467746)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡部 昌実  岡山大学, 大学病院, 教授 (70444677)
定平 卓也  岡山大学, 大学病院, 医員 (20733322)
植木 英雄  岡山大学, 医学部, 技術専門職員 (90537218)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords腎移植 / 病的ストレス / 腎幹細胞 / 分化
Outline of Annual Research Achievements

我々は既にヒト細胞で「腎機能を担う腎小体・尿細管の再生につながる腎組織幹細胞」を樹立している。本研究では、腎組織幹細胞における病的ストレス制御機構の解明を目指す。病的ストレスには腎移植・急性腎不全における腎虚血再還流障害を選択した。一方「我々が独自に開発した2つの新技術:「逆行性幹細胞誘導法」および「組織特異的幹細胞分離法」に基づき誘導・分離したマウスの「腎組織幹細胞」を樹立し、「腎虚血再灌流モデル」において上記のヒトまたはマウスの「腎組織幹細胞」を用いて、腎組織幹細胞の腎虚血再灌流モデルにおける腎臓再生能力を解析する。本年度は、ヒトの正常腎由来の腎組織幹細胞と人工多能性幹(iPS)細胞との発現遺伝子比較解析を網羅的に行い、特に、腎の病的ストレス状態時に腎組織内で病勢に関与するとされる既知の分子群について解析を行った。さらにこれらの知見に基づき、腎組織幹細胞における病的ストレスの制御機構の候補シグナリングについての解析を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

腎の病的ストレス状態時に腎組織内で病勢に関与するとされる既知の分子群について解析を行い、病的ストレスへの耐性獲得の機構についての研究も進めており、順調に研究は進展している。

Strategy for Future Research Activity

腎組織幹細胞の発現遺伝子解析データを踏まえ、腎の病的ストレス状態時に腎組織内で病勢を悪化させる分子群を同定する。また、当該分子に対する標的試薬・治療の可能性について検討する。具体的には、当該分子を標的とした特異的抗体試薬等、当該標的に対する免疫活性を高める試薬・治療法についての可能性を検討する。

Causes of Carryover

当初の予定より節約することができたため未使用額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年度支払い請求分に本年度未使用額をあてがい、引き続き計画に基づいて有効に適正に使用する。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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